タイミーが大空町と連携協定を結ぶ
2023年、株式会社タイミーは北海道の大空町と包括連携協定を締結しました。この協定では、地域の様々な課題に対し、労働力の確保と地域経済の活性化を目指す取り組みが行われます。タイミーは、スキマバイトサービスを提供する企業として、地方自治体との連携を深めてきましたが、オホーツク管内では初の事例となります。
大空町の魅力
大空町は、北海道の東部に位置しており、女満別町と東藻琴村が合併して誕生した町です。藻琴山の美しい景観やひがしもこと芝桜公園など、四季折々の自然美が訪れる人々を魅了します。また、冬には氷上でのワカサギ釣りが楽しめる網走湖もあり、その風景は多くの観光客を引き寄せています。
農業や酪農が盛んなこの町では、鮮度の高い野菜や乳製品の産出が知られており、特に大粒のシジミも名産品として有名です。女満別空港が近く、都市部からのアクセスも良好です。
人口減少の課題
しかし、大空町は1950年代後半から60年代の高度経済成長期以降、都市部への人口移動により急速な人口減少に直面しています。1955年の人口は16,316人でしたが、1975年には10,000人を下回りました。それ以降、人口は増加の傾向を見せていますが、依然として高齢化が進んでおり、生産年齢人口の減少が懸念されています。これにより、地域の産業運営において人手不足が深刻化し、地域活力の低下が言われています。
連携協定の目的
この新しい協定は、大空町と経済団体が協力し、タイミーのサービスを活用して地域の人手不足を解消し、さまざまな産業における労働力を安定的に確保することを目指します。具体的な取り組みとして、スポットワークの活用により、自由な働き方を可能にすることで、潜在的な労働力を引き出すことを目指します。さらに、町内の事業者に対する業種ごとの業務切り出し方法の提案やサポートを行う説明会なども予定されています。
株式会社タイミーは、これまでに16道府県・28自治体と連携協定を結んできましたが、全体として29自治体目の締結となります。大空町との連携を通じて、地域の課題解決に向けた取り組みを強化し、町の活性化を図っていく方針です。
会社概要
タイミーは2017年に設立され、東京都港区に本社を置く企業です。代表取締役の小川嶺氏が率いる同社は、地域との連携を強化しながら、働く人々の新たな可能性を広げるためのインフラづくりに注力しています。詳細な情報は公式サイト(
タイミー株式会社)を参照してください。