カーボンリサイクルの新展開
2026-07-16 14:29:24

カーボンリサイクル事業の新たな一歩、NEDOが4者に採択

カーボンリサイクル事業の新たな挑戦



2023年7月3日、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「カーボンリサイクル・次世代火力発電等技術開発」事業に、株式会社TBM、株式会社ササクラ、住友大阪セメント株式会社、早稲田大学の4者が採択され、本事業が開始されたことが発表されました。

背景



カーボンリサイクル技術は、環境問題解決に向けた重要な手段として注目されています。特に広島県大崎上島の実証拠点では、CO2の有効利用に関する研究・開発が進められており、早稲田大学と株式会社ササクラの手によって、2022年度から2025年度にかけて「海水を用いた有価物併産カーボンリサイクル技術」の実証が行われてきました。

その結果、海水を用いたり、CO2を固定化した新しいコンクリート材料「WMaCS」が開発され、従来のコンクリートと同等の強度が確認されました。この大きな成果が評価され、STI for SDGsアワード2025年度奨励賞にも輝きました。

本事業の概要



今回の事業は、これらの成功を基に進められるもので、カーボンリサイクル関連の技術や材料を商業化することを目指しています。特に注目すべきは、幹事会社である株式会社ササクラが主導する「カーボンリサイクル材生成工程の高度化」です。これにより、CO2の固定化効率を高めるための取り組みが行われます。

具体的な研究開発項目


以下の主要な3つの研究開発項目が設定されています。

1. カーボンリサイクル材生成工程の高度化(A)
- 株式会社ササクラと早稲田大学が共同で、より効率的な化学反応を追求します。これには、CO2固定量の増加や、作業効率の改善が含まれます。

2. カーボンリサイクル材応用セメント系材料の性能向上(B)
- 住友大阪セメントと早稲田大学が連携し、海洋起源のマグネシウムを活用したコンクリート材料の商用化のための性能評価を行います。

3. カーボンリサイクル材応用新素材開発(C)
- 株式会社TBMは新しい素材への応用を目指し、特に熱可塑性樹脂への高充填技術を開発します。

これらのプロジェクトでは、さまざまな応用が視野に入れられた研究が行われます。

事業の意義



この事業の意義は、環境負荷を低減し、持続可能な社会の実現に向けた一歩となることです。カーボンリサイクルは、単なる技術開発にとどまらず、社会実装を促進するための重要なプロジェクトとしての側面を持っています。特に企業と大学がタッグを組んで実施する共同研究は、各々の強みを最大限に活かせるため、今後の動向が大いに期待されます。

今後の展望



このプロジェクトは、2026年7月3日から2028年3月末日までの計画で、さらなる研究開発と技術の商用化を推進する予定です。共同体制の強化や新しいビジネスモデルの創出が期待される中で、4社は連携し、持続可能な未来を目指す取り組みを進めていきます。

これからのカーボンリサイクル事業の発展に注目です。特に、各企業がどのような技術を持ち込み、社会にどのように貢献していくのかが、今後の課題と言えるでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社TBM
住所
東京都千代田区有楽町1-2-2 東宝日比谷ビル15F
電話番号
03-6268-8915

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