OPTMASS、未来へ加速
2024-05-09 10:00:02

街を森に!窓ガラス発電ベンチャーOPTMASSが協調融資で未来へ加速

街を森に!窓ガラス発電ベンチャーOPTMASSが協調融資で未来へ加速



環境問題が深刻化する中、クリーンエネルギーへの注目が集まる現代。その中で、京都府宇治市に拠点を置く株式会社OPTMASSは、革新的な技術で注目を集めるスタートアップ企業です。

2021年10月に設立されたOPTMASSは、「街を森に!」をスローガンに、発電する窓ガラスの開発・販売を行うとともに、次世代の熱線遮蔽フィルムの開発にも取り組んでいます。

彼らの技術のポイントは、太陽光に含まれる熱線(赤外線)を電力に変換することにあります。太陽光発電では、可視光線しか利用されていませんでしたが、OPTMASSは未利用の熱線を活用することで、エネルギー生産と省エネルギーの両面からCO2削減に貢献します。

OPTMASSが開発した透明な発電ガラスは、窓ガラスの代替品として使用可能。省エネルギー効果と発電効果を組み合わせることで、従来の太陽光発電よりも大きなCO2削減効果が期待できます。

この技術の基盤となっているのは、京都大学との共同研究で開発された先端ナノ材料です。この高品質ナノ粒子を用いることで、熱線を効果的に吸収し、電力に変換する高性能な発電ガラスと熱線遮蔽フィルムを実現しています。

粒径の揃った高品質ナノ粒子の製造技術は、OPTMASSのコア技術であり、太陽光だけでなく、様々な熱源からの熱線を遮蔽する材料や光学デバイス用途の材料開発にも応用可能です。

近年、協調融資による資金調達を実施したOPTMASSは、この資金を基に、大学発の技術を基盤とした熱線遮蔽フィルムの製造・販売を加速化。更なる技術革新と市場への展開に力を入れています。

OPTMASSの取り組みは、単なる企業活動の枠を超え、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩と言えるでしょう。彼らの挑戦は、環境問題に真剣に取り組む人々、そして未来への投資を検討する投資家の双方にとって、大きな注目を集めるに値します。

今後のOPTMASSの動向から目が離せません。

OPTMASSの概要

会社名: 株式会社OPTMASS
代表者: 代表取締役CEO 中川徹
設立: 2021年10月
URL: https://optmass.jp/
本社所在地: 京都府宇治市大久保町西ノ端1番地の25
事業内容: 透明太陽電池の研究開発、熱線制御技術の研究開発、熱線制御能を有するナノ粒子の生産販売

参考資料

* 株式会社OPTMASS:大学発ベンチャーのご紹介 (YouTube動画): https://www.youtube.com/watch?v=R87fs1OilJA

会社情報

会社名
株式会社OPTMASS
住所
京都府宇治市大久保町宇治ベンチャー育成工場
電話番号

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