2024年10月19日に発売される「CAPA 11月号」では、鉄道写真をテーマにした特集が目玉です。特集タイトルは「鉄道写真 匠のワザ50」。これは、日常的な通勤や旅行で身近な存在である鉄道を、より魅力的に撮影するためのノウハウを紹介する内容となっています。
特集には、撮影の腕に自信のあるプロ写真家6名が参加。「流し撮り」「すれ違い」「編成写真」など、シーンごとに役立つテクニックを紹介し、その数はなんと50項目にのぼります。読者はこれらの技を駆使して、様々なシチュエーションで鉄道をより美しく、ダイナミックに捉えられるでしょう。
鉄道撮影の魅力の一つは、そのリアリティな表現にあります。特に、SL(蒸気機関車)の撮影は、晩秋から冬にかけてのシーズンにおいて爆煙を画に活かすことが可能です。特集内では、煙をまとった力強いSLを撮るためのポイントにも触れています。こうした季節感を感じさせるモチーフを使った撮影は、情緒豊かで多くのファンを魅了してきました。
また、技術の進歩により、カメラに搭載された新機能も見逃せません。特集の一部では、パナソニックやニコンの新たな画づくり機能を詳しく解説。たとえば、パナソニックの「リアルタイムLUT」やニコンの「フレキシブルカラーピクチャーコントロール」など、その使い方次第で新しい色彩やトーンの表現が可能になる興味深い機能についても深堀りしています。
特集の目玉には、キヤノンから発表されるフラッグシップモデル「EOS R1」に関する実写レビューも含まれています。この新機種は、モータースポーツの高速シーンを捉えるために設計されており、実際に富士で行われたWEC富士6時間耐久レースでの体験をモータースポーツフォトグラファーの小林稔さんが報告します。高速での被写体追尾性能やシャッターチャンスを逃さない力に注目です。
その他、ライカや富士フイルムの新製品レビューも多数掲載予定です。特にライカの「Q3」や「M11-D」、そして富士フイルムの「X-M5」など、注目のモデルの実写レビューを読者に提供します。これもカメラ愛好者にとって大きな楽しみとなるでしょう。
連載コラム「伊達淳一のレンズパラダイス」では、シグマの高性能レンズも取り上げられます。撮影技術を磨きたい方々にとって、これらの情報は非常に価値のある内容になることでしょう。
CAPA 11月号は、鉄道写真を楽しむためのテクニック、最新カメラ情報、さらには連載記事まで多彩な内容が満載です。写真を愛する全ての方に、自分の視点を広げるきっかけを提供する一冊をお届けします。