未来を担う子どもたちに希望の体験を届けるクラウドファンディング

福島の未来を支える「For next」プロジェクト

NPO法人チームふくしまが立ち上げた「For next──未来を生きる子どもたちに、“体験”という希望を届けたい」というクラウドファンディングが、2025年7月10日から始まります。このプロジェクトは、福島の困窮家庭や児童養護施設で暮らす子どもたちに、家庭的なバーベキュー体験を提供することで、彼らに笑顔や希望を届けることを目的としています。

背景と目的

2008年に設立されたチームふくしまは、東日本大震災後の復興支援活動に注力し、特に「福島ひまわり里親プロジェクト」を通じて地域の絆を深めてきました。しかし、多くの子どもたちが「当たり前」とされる経験を持っていない現実があります。バーベキューのような非日常的な体験がないことが、知らず知らずのうちに「体験格差」を生み出し、将来の選択肢にも影響を与えることを私たちは理解しています。

昨年、同様のクラウドファンディングを通じて、29名の支援者からご協力を頂き、初めて行ったバーベキューイベントでは、子どもたちが笑顔で楽しむ姿が見られましたが、その裏には厳しい実情もありました。家庭の事情で花火をしたことがない子どもや、孤独に過ごしている子どもたちの声も聞かれ、私たちは「体験が心を育てる」重要性を再確認しました。

プロジェクトの詳細

今回のクラウドファンディングでは、目標金額50万円を設定し、2025年8月31日までの期間で実施します。この資金は、バーベキューの食材費や備品の購入に活用されます。また、参加者には「ひまわり防災検定３級」の取得や視察研修といったリターンも用意しています。プロジェクトへの支援は、次世代の子どもたちに忘れられない「体験」を贈ることに繋がります。

プロジェクト詳細はこちらからご覧ください。

目指す未来

私たちは、このプロジェクトを通じて、全ての子どもが笑顔で育つ社会の実現を目指しています。「困窮世帯や児童養護施設で育つ子どもたちがバーベキューを楽しみ、笑顔になれることで、より生きやすい社会が築かれる」と信じています。さらに、多くの方々に「体験格差」や「困窮家庭の実情」を知っていただき、社会全体で支え合う仕組みを広げていきたいと考えています。