新たなドラッグリポジショニング
2025-10-02 10:08:28

東京大学との共同研究により新たなドラッグリポジショニングが実現

東京大学との共同研究で進化したドラッグリポジショニング



埼玉県に本拠を置く分子機能研究所は、バーチャルスクリーニングを駆使したインシリコ創薬の受託研究を展開し、最近、東京大学と共同で成功を収めました。 彼らの研究は、難治性自己免疫疾患の一種であるI型インターフェロノパチーに対するドラッグリポジショニング候補薬を見つけ出すことに成功したのです。また、この研究成果は国際的な査読誌「Journal of Clinical Immunology」に2025年8月31日に受理されることとなり、その発表が期待されています。

研究の背景とプロセス



本研究は、分子機能研究所の辻一徳代表が率いるチームと、東京大学医学部の庄田宏文准教授との協力によって実施されました。彼らは、ChEMBLのドラッグライブラリを活用し、オリゴアデニレートシンターゼ様プロテインをターゲットにしたバーチャルスクリーニングを行い、iPS細胞由来の疾患モデルにおいて、既に承認された薬剤が治療に有効であることを確認しました。

I型インターフェロノパチーに対しては既存の標準治療薬が存在せず、新たな治療薬の開発が急務とされていました。今回の成果は今後の治療薬の進展に大きな期待を寄せるものとなりました。

EULAR2025での発表も



研究の結果は、2025年6月14日にバルセロナで開催されるEULAR2025国際会議において先行発表される予定で、多くの医療関係者から注目されています。この発表が、今後の研究や治療への架け橋となることでしょう。

がん研究にも期待



加えて、分子機能研究所は、東京大学とのさらなる共同研究として、がんをターゲットにしたドラッグリポジショニングについてのバーチャルスクリーニングにも取り組んでいます。この研究成果においても、細胞評価系を用いたヒット化合物の新規リガンドの同定に成功しています。

MFDDインシリコ創薬受託研究サービスの特徴



分子機能研究所のMFDDインシリコ創薬受託研究サービスは、単なる受託計算を超えた、最先端の創薬技術を駆使したサービスです。新薬の開発において、ホモロジー検索やアミノ酸配列解析、立体構造予測など多岐にわたる技術を使用し、クライアントに最適な提案を行います。特許を取得した独自のリガンド結合部位予測技術や高度な自動化システムにより、効率的な創薬プロセスを実現しています。

会社概要



分子機能研究所は、2003年に設立され、創薬化学の分野で様々な研究とサービスを提供してきました。所在地は埼玉県三郷市にあり、行っているサービスには創薬化学の研究、構造ベース創薬システムの研究と開発、受託研究などが含まれます。 URLは、こちらから確認できます。

今後、分子機能研究所や東京大学が生み出す新たな創薬の未来に期待が寄せられています。


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