犬猫生活が台湾でドッグフードの販売をスタート
犬猫生活株式会社(本社:東京都新宿区)は、2025年5月より台湾でドッグフードの販売を開始しました。これにより、同社は「全ての動物とその家族の幸せな生活のために。」という理念の下、ペットフードの海外展開を加速させます。台湾では、フレッシュタイプのドッグフードからスタートし、今後ドライフードやウェットフード、おやつ、猫用フードなどへとラインナップを拡大する予定です。また、自社のECサイトを通じた販売を行い、販路を順次拡大していく考えです。
海外進出の背景
台湾を含むアジア地域では、ペットの飼育頭数が増加しており、それに伴いペット市場も拡大しています。2023年の推計によると、台湾ではわんちゃんの飼育数が約148万頭、猫ちゃんは約131万匹で、それぞれ19%と50%の増加を見せています。全世帯の28.3%が何らかのペットと暮らしており、その数も年々増加しています。
この成長は、経済の発展や所得の上昇によって高品質なペットフードへの需要が高まっていることに起因しています。犬猫生活の製品は、原材料や製法にこだわり、高品質で無添加のフードを提供しており、今後は海外市場でもこの強みを活かしていく方針です。
台湾市場は日本の高品質なペットフードに対する信頼が高く、動物福祉の意識も強いことから、犬猫生活の展開に適した環境と考えられます。台湾での実績を基に、将来的には自己の市場が発展しているアジア諸国や米国市場への進出も視野に入れています。
新商品の発売
今回発売する「犬用手作りごはん」(チキン味)は、12種類の肉や魚、野菜を独自のレシピで調理し急速冷凍したフレッシュタイプの総合栄養食です。この商品は、自宅で手間をかけずに手作りの食事を実現できるもので、日本では2022年9月の発売以来、好評を博しています。2024年には2023年対比で約5倍の販売を見込んでいます。
台湾では、現地のニーズに応じて日本向けレシピを改良し、製造はすべて現地で行うことにしています。
代表取締役佐藤淳のコメント
代表の佐藤淳氏は、「犬猫生活は、これまで国内の製造・販売に注力してきましたが、今後は海外へもその思いを広げていきます。台湾での成功を第一歩として、さまざまな地域での展開を目指しています。また、当社は利益の20%を動物福祉に還元する方針を掲げており、海外で得た利益もその地域の動物福祉に役立てたいと考えています。」と語っています。
犬猫生活株式会社の概要
犬猫生活は、「すべての動物とその家族の幸せな生活」を理念に掲げ、国産無添加のプレミアムペットフード提供に注力しています。2024年10月には累計6,000万食の販売を達成する見込みで、3つのゼロ(収容ゼロ、殺処分ゼロ、不適切飼育環境ゼロ)を目的にした動物福祉財団を設立し、利益の20%を寄付することで、社会的問題解決に向けた取り組みも進めています。