三菱電機、デジタル変革の挑戦が評価され「DX銘柄2025」に選出

三菱電機のデジタルトランスフォーメーションへの挑戦

三菱電機株式会社が、経済産業省、東京証券取引所、独立行政法人情報処理推進機構の主催による「DX銘柄2025」に選定されました。この制度は、東京証券取引所に上場している企業の中からデジタル技術を駆使し、ビジネスモデルや経営の変革に意欲的に挑戦している企業を選び出します。2025年には31社が選定され、その中に三菱電機も含まれることになりました。

デジタル技術を駆使した循環型ビジネスモデル

三菱電機は、ただ技術を提供するだけでなく、データ解析を通じて新しい価値を持続的に創出する「循環型デジタル・エンジニアリング企業」へと変わろうとしています。特に注目すべきは、2024年5月に導入されるデジタル基盤「Serendie®（セレンディ）」です。これは異なる機器やシステム、サービスのデータを統合することで、社会が直面している複雑な課題を解決するための強力なツールとなるでしょう。

「Serendie」を使用することで、集約されたデータや知見を活用し、さまざまな事業の融合を促進することができます。この新たなデジタル基盤は、2030年度に売上高1.1兆円、営業利益率23%といった明確な事業目標を掲げており、企業としての成長を加速させる一助となるでしょう。

新たなソリューションの創出と共同作業

今回の選定は、三菱電機が「Serendie」を基盤に、グループ全体でデジタル変革の取り組みを進めていることや、既存のコンポーネントを活用した新しいシステムやサービスの創出において実績を上げていることが評価された結果です。

特に、三菱電機は社内の知識や技術、ノウハウを融合させ、顧客やパートナーと協力することで、より高い付加価値をもたらす新しいビジネスモデルを目指しています。これにより、顧客との共創を通じて、イノベーティブなソリューションを提供し続ける姿勢が求められます。

社会課題の解決に貢献する責任

三菱電機は、1921年の創業以来、総合エレクトロニクスメーカーとして多岐にわたる事業を展開してきました。社会と環境を豊かにしながら事業を発展させる「トレード・オン」の理念を掲げ、サステナビリティの実現に向けて積極的な取り組みを行っています。

「Serendie」を通じて顧客から得たデータを効果的に分析し、新たな価値を生み出すことは、三菱電機にとって重要な役割を果たします。これにより、複雑化する社会課題の解決に向けた貢献を果たしていくことでしょう。

詳細情報や最新の取り組みは、三菱電機の公式ウェブサイトや「Serendie」ウェブサイトでご確認いただけます。三菱電機は今後もデジタル時代におけるリーダーとしての役割を果たし続ける意欲を持っています。