コスモエネルギーホールディングスと滋賀大、データ教育で手を組む新たな一歩

パートナーシップの背景

コスモエネルギーホールディングス株式会社（以下、コスモエネルギー）は、データ分析及びAI技術の発展を推進するために、データブリックス（Databricks）と滋賀大学との連携を発表しました。

このパートナーシップは、2026年1月に開始される新たな教育プログラムを通じて、滋賀大学大学院データサイエンス研究科の学生に向けて、実践的なスキルを養成することを目指しています。具体的には、データブリックスが提供する最先端のデータおよびAIカリキュラムを活用しながら、コスモエネルギーが直面する業務課題の解決に取り組みます。

プログラムの内容

この講座では、学生たちはデータエンジニアリングやデータ分析、さらには生成AIやエージェント型AIについての実施的な学習を行い、経済産業省が提唱する「デジタル人材の育成」に寄与することが地味に求められています。特に、学生たちは「Databricks Free Edition」を使い、データブリックスの全機能に無償でアクセスできるため、専門家の指導の下で多様なスキルを身につけることができます。

また、自社データを基にしたAIエージェントの構築を学ぶことができ、実務に即した経験を得られるのが大きな特長です。コスモエネルギー提供のサンプルデータを使って電力需要の予測や、オペレーションマニュアルのAIエージェントを作成するなど、実践的な課題解決に挑む機会が待っています。

各者の意見

この取り組みについて、データブリックス・ジャパン株式会社の笹俊文社長は、「AIアプリケーションやAIエージェントがビジネスの変革をもたらす時代に、この教育プログラムは学生に自信を持たせる機会である」と述べています。滋賀大学の竹村彰通学長も「理論だけではなく、実践的なスキルの習得が必要であり、データブリックスとの連携はその実現に寄与する」と強調しています。

コスモエネルギーホールディングスのルゾンカ典子常務も、「企業の課題を教育の現場に持ち込むことで、学生たちがデータとAIを活用した実践の経験を積むことを支援できる」と述べています。