廃漁網リサイクル
2024-11-25 16:17:19

下田海中水族館で廃漁網リサイクルプロジェクトが開催されました

下田海中水族館での環境保護イベント



2024年11月4日、下田海中水族館にて、リファインバース株式会社が主催する「廃漁網の回収とリサイクルプロジェクト」が開催されました。このイベントは、海洋プラスチックごみの問題に対処するための重要な取り組みです。この日は、総勢53名の参加者が廃漁網を選別し、リサイクルの一助としました。

廃漁網は、特に海洋環境に深刻な影響を及ぼすため、その回収とリサイクルが急務です。リファインバースは、5年前から廃漁網をリサイクルしており、これにより高品質なナイロンペレット「REAMIDE」(リアミド)を生産しています。このペレットは、建材や家庭用電化製品、アパレル、オフィス家具など、さまざまな用途で活用されています。

イベントの内容



今回は、特にキンメダイ漁に使用される漁網の回収に重点が置かれ、参加者はその網の中から金属などの異物を手作業で取り除く作業に携わりました。この作業は地道でありながら、リサイクルプロセスの重要な一環を担っています。

イベントは3連休の最終日ということもあり、大勢の方々が朝から集まりました。団体での参加も多く、前回に比べてより多くの網を選別することができました。参加者の中には、漁網の仕様について質問する方や、キンメダイ漁の実情を知る機会とする方も多く見受けられました。それだけでなく、観光で訪問していた方が、前日の晩にキンメダイを食べたというエピソードを交えながら網の選別に参加する光景も見られました。水族館のスタッフもサポートに回り、一緒になって作業を進めました。

参加者には、処理した漁網の分量に応じて、下田海中水族館からカワウソの給餌体験用のエサがプレゼントされるという特典もあり、参加者たちは大いに盛り上がりました。

REAMIDEについて



主成分が使用済み漁網であるREAMIDEは、回収後に洗浄やフィルタリングが行われ、異物が徹底的に除去されます。このプロセスを経て、ナイロンペレットとして生まれ変わるこの素材は、さまざまな工業製品に再利用され、サステナブルな社会に寄与しています。 詳細は、リファインバースの公式サイトで紹介されているパンフレットに記載されています。

参加企業について



このプロジェクトは、下田海中水族館、PADIジャパン、及びリファインバースの協力によって実現しました。リファインバースは、20年以上にわたりサーキュラーエコノミーを推進しており、廃漁網や廃車エアバッグからも高品質なリサイクル素材を生み出す取り組みを行っています。注目すべきは、2023年から開始した新事業「ReFEZER」(リフェザー)。これは鳥の羽根を原材料にした新しいバイオ素材で、さらなる循環型社会の実現に向けて動き出しています。

下田海中水族館でのこの取り組みは、参加者が海洋環境保護に貢献できる貴重な機会であり、多くの人々にリサイクルの重要性を再認識させるものでした。今後もこのような活動が広がることを期待します。


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会社情報

会社名
株式会社リファインバースグループ
住所
東京都千代⽥区丸の内3丁⽬4-1新国際ビル 6F
電話番号

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