温室効果ガス削減に向けた挑戦
DHLジャパン株式会社(社長:トニー・カーン)と、越境ECサイトを運営する株式会社ビィ・フォアード(代表取締役社長:山川博功)が新たに締結した5年間の契約は、持続可能な航空燃料(SAF)を使用し、国際輸送に伴う温室効果ガス排出量を削減する「DHL GoGreen Plus」サービスを推進するものです。この取り組みは、ビィ・フォアードが海外顧客向けに自動車部品を輸出する際に発生する温室効果ガスを減少させることを目的としています。
新興国への日本の中古自動車や部品の輸出を手掛けるビィ・フォアードにとって、スコープ3のCO2排出量削減は重要な課題です。この契約締結により、DHLはビィ・フォアードの輸出業務を支え、持続可能な開発の実現に向けて一歩前進します。
ウェブサイトと顧客の利益
DHLジャパンのトニー・カーン社長は、「脱炭素化社会の実現に向けた要求が高まり、弊社のGoGreen Plusの価値を認めていただき立ち、大変嬉しく思います」とコメントしています。このサービスにより、ビィ・フォアードは国際輸送における排出量削減の強化を図れるだけでなく、環境に配慮した取り組みを強調できるようになります。
山川社長は「世界のロジスティクス産業をリードするDHLとの連携は、私たちの持続可能な環境への取り組みに大きく貢献する」と述べ、輸出業務と環境負荷の低減の両立を目指す姿勢を示しています。
飛躍する越境EC事業
ビィ・フォアードはこれまで、特に新興国との貿易を事業の柱とし、スコープ3のCO2排出量削減策を模索してきました。「DHL GoGreen Plus」はその一環として導入され、顧客のSAFへの投資を通じた温室効果ガス削減の実現が可能です。具体的には、日本国内からの貨物でも、ブックアンドクレーム方式により、実際にSAFが使用されていなかったとしても温室効果ガスの削減が可能になります。
DHPの持続可能性へ向けた取り組み
DHLは「ミッション2050」を掲げ、2050年までにCO2排出量をネット・ゼロにすることを目指しています。配送車両の電動化や航空輸送時のSAF使用に力を入れ、カーボンニュートラルの推進にも取り組んでいます。昨年からは業界初となるSAFを使用した国際輸送サービス「GoGreen Plus」を提供し、現在約4,000社がこのサービスを取り入れています。
さらに、DHL Expressは最近、全ての顧客に対し温室効果ガス排出量の「見える化」を実現する新機能「排出量レポート」を無料で提供し、企業の脱炭素化を促進しています。この取り組みにより、企業が環境対策に取り組むための支援を強化していく方針です。
結び
このように、DHLとビィ・フォアードの提携は、環境負荷を軽減しながらビジネスを拡大するための重要なステップとなっています。今後も持続可能なロジスティクスが進む中、両社の取り組みがどのような成果を上げるか注目が集まります。
詳細はDHLの公式ウェブサイトでご確認ください:
GoGreen Plusサービス