通信制高校を選ぶことは誇り
近年、通信制高校は生徒数が29万人を超え、その存在感が増しています。しかし、その一方で、社会にはまだ根強い偏見や誤解が残っているのも事実です。このような状況を打破するために、株式会社プレマシードでは通信制高校生をインターン生として採用し、彼らの目線からリアルな情報を社会に発信する活動を始めました。
「11人に1人」が通信制高校に通う背景
令和6年度の文部科学省の調査によれば、通信制高校に在籍する生徒は過去最高を更新しています。しかし、通信制高校に対するイメージ調査では、約4割の人が「良くない印象」を持っているという結果も出ています。インターネット上では「人生終わり」「ずるい」といったネガティブな言葉が飛び交い、通学する学生たちの中には、そのことを周囲に言えないという悩みも抱える人が多いのです。
実際に通信制高校での学びは、通常の学校生活とは異なりますが、同時に多くの自由や可能性を提供しています。通信制高校では、留学や専門的なスキルを身につける機会も豊富にあり、全日制高校だけが唯一の正しい選択肢ではないことを多くの生徒たちが証明しています。
インターンシップによる変革を目指して
プレマシードのインターンシップでは、集まった学生たちが「メンター」としての役割を果たし、同世代や保護者世代に対して通信制高校の実情や可能性を伝えています。彼らはリバースメンターとして、自らの経験を通じて大人たちに若い世代の価値観や学びのスタイルを教えます。この活動は、単なる情報提供にとどまらず、通信制高校の魅力を発信し、偏見の軽減を図る重要なステップとなるのです。
代表取締役の岩田彰人氏は、「生徒たちの笑顔を見てほしい」と語り、通信制高校の誤解を解消するための活動に力を入れています。若者たちが実際に抱える悩みや希望を知ることで、社会全体の認識を変えていくことができると信じています。
未来へ向かう通信制高校の可能性
プレマシードでは、今後数百人のインターン生を迎え入れ、更なる情報発信に取り組む予定です。彼らの視点から見た通信制高校の日常や選択肢について、さまざまなメディアを通じて発信していきます。
また、通信制高校に関するポータルサイトも運営し、多様な教育機関を紹介することで、學生ひとりひとりの個性や悩みにマッチした学校選びをサポートします。通信制高校は、単なる選択肢ではなく、学生が自分らしく成長できるための場所であると多くの人に知ってほしいと思います。
最後に、通信制高校の生徒たちが、誇りを持って学びを選択する世の中を目指して、引き続き活動を進めていくつもりです。ぜひ、今後のプレマシードの活動にご期待ください。