図書館とアートの交差点：ヴェンダースとキーファーの世界を探る

2023年11月、横浜で開催される第26回図書館総合展。このイベントでは、現地参加とオンライン配信の両方が可能で、多彩な内容が用意されています。今年もキャリアパワーが主催するフォーラムに参加し、特別講演が行われます。

フォーラムは2023年11月5日火曜日、午後1時からパシフィコ横浜にて行われ、参加は無料ですが事前の申し込みが必要です。また、オンラインでの視聴が可能で、場に居られない方も参加できるよう配慮されています。この魅力的なフォーラムでは、獨協大学の山本淳教授が講師を務め、現代ドイツのアートと文学にまつわる話題が展開されます。

今年、映画監督のヴィム・ヴェンダースは新作映画『Anselm』を発表しました。この映画は世界的に著名なアーティスト、アンゼルム・キーファーの芸術活動と生涯を描いた3Dドキュメンタリーであり、日本での公開は2024年6月に予定されています。キーファーは、現代アートシーンにおいて非常に重要な存在として認識されており、彼の個展も青山のギャラリーで開催され、関心が集まっているところです。

さらに、キーファーの作品展は2025年3月には京都の二条城で開催される予定で、アジアにおける彼の作品の大規模な展示となります。両者は1945年に生まれた「1968年世代」であり、戦後のドイツを舞台に育ち、様々な経験と内面的な葛藤を経て、現在に至ります。このようなバックグラウンドは、彼らの作品が持つ深い意味と特徴に大きく影響を与えています。

特に、図書館や書籍は、彼らの作品世界において重要な位置を占めており、彼らが探求するテーマの中心にあります。今回の講演では、ヴェンダースとキーファーが描く図書館や本を取り上げ、「天使」というテーマを通じて、彼らがこのテーマに込めた思いやメッセージを深掘りしていく予定です。これにより、アートと書籍、そして文化の交差点における新たな視点を提示することを目指します。

【募集中】
現地参加申し込みやオンライン参加については、それぞれ専用のリンクが用意されています。興味のある方は、ぜひ早めに登録してください。そして、図書館やアート、そしてその背後に流れる豊かなストーリーに触れる貴重な機会をお見逃しなく！

また、キャリアパワーは1984年に設立された人材サービス企業で、特に大学図書館の支援サービスに力を入れています。各地での図書館運営に柔軟に対応し、高い評価を得ている同社の取り組みも注目です。