オレンジページが「クスパ」を事業譲受
株式会社オレンジページは、2024年12月1日より、料理教室情報サイト「クスパ」を事業譲受することを発表しました。この取り組みは、企業が掲げる「食」を通じてウェルビーイングな暮らしを提案するというビジョンを基に行われています。
「クスパ」とは?
「クスパ」は、全国にある約2700の料理教室やお菓子教室、パン教室の情報を掲載する国内最大規模のサイトです。2004年の設立以降、利用者数は増え続け、2023年には会員登録者が10万人を超えました。「クスパ」は、生徒と教室のマッチングを支援するだけでなく、オリジナルレシピや企業向けのプロモーションサービスを通じて、料理を学びたい人々と教える人々をつなげています。
事業譲受の背景
オレンジページは、約40年の出版事業を通じて身につけた編集力を活かし、生活者視点に基づいたサービスを提供しています。「クスパ」を譲受することにより、これまでの活動をさらに拡大できると考えています。また、両社のリソースを融合させることで、「クスパ」のユーザーへの価値を高め、新たな顧客層との接点創出も目指しています。
具体的な取り組み
今後の取り組みとして、オレンジページのレシピや情報を取り入れた料理講座の企画や開催が予定されています。また、オレンジページが展開する「オレンジページの学校」との連携も進め、様々なコンテンツを提供していきます。さらに、毎年開催される「クスパアワード」とのメディア連携や新しい賞の創設も検討中です。
オレンジページの学校
「オレンジページの学校」は、料理を仕事にしたい方々を支援するオンラインスクールで、プロの料理家によるレッスン動画や書籍の閲覧が可能です。プレミアム会員になれば、月額3300円(税込)で様々なコンテンツにアクセスでき、スキル向上やキャリア形成を目指す人々に最適です。
クスパアワード
このアワードは、個人料理教室の普及を図るべく、2011年から実施されています。「クスパ」に登録された教室を対象に、支持率や投票によって賞を選出します。より多くの料理教室が注目され、成長する機会が提供されます。
今後の展望
オレンジページによる「クスパ」の取得は、単なる事業拡大にとどまらず、利用者にとっての新しい価値提供が期待されます。料理を学びたい、教えたいという多様なニーズに応えることで、広がるコラボレーションや新しいサービスが生まれるでしょう。これからの発展にご期待ください。
まとめ
株式会社オレンジページの「クスパ」事業取得は、ウェルビーイングな暮らしへの取り組みの一環であり、両社の力を結集して新たな価値を創造することが目指されています。今後の展開に注目が集まります。