意識変革の生理研修
2025-03-04 10:52:19

千葉市消防局における生理研修が男性職員の意識を変えた理由とは

千葉市消防局における生理研修がもたらした変化



インテグロ株式会社が千葉市消防局にて実施した生理研修が、男性職員の意識に大きな変化をもたらしました。女性活躍推進に向けた取り組みの一環として行われたこの研修は、2025年1月30日と31日の2日間にわたり展開されました。今回の研修には約150名が参加し、その大半を男性職員が占めました。

研修の目的と経緯


消防局は、多くの職員が男性で構成されていますが、近年は女性職員の増加が見られています。現在、千葉市消防局には43名の女性職員が在籍し、その中でも半数が現場で活動している状況です。しかし、消防という職業特性上、女性職員は生理に関連する様々な悩みを抱えています。トイレに行くタイミングを見計らうことができないなど、彼女たちが直面する実際の問題に対する理解が不足していました。これらの課題解決に向け、インテグロが生理研修を実施したのです。

研修の実施内容


研修は「理解」をテーマに構成され、インテグロの神林美帆代表が講師を務めました。神林は生理による生産性低下や労働損失について説明した後、正しい知識を学ぶ重要性を強調しました。続いて、生理ケア&月経カップアドバイザーの木下綾乃が生理の基本的な知識を解説し、実物の生理用品を手に取ってもらう機会も設けました。

さらに、グループワークも実施され、男女が意見交換を行う場が設けられました。参加した男性職員からは積極的な意見が寄せられ、職場で生理について話す良い環境が生まれました。研修を受けた男性たちは「今まで触れたことのないテーマに真剣に向き合えた」と振り返っており、意識の変化が広がっていることを実感しました。

研修後の反応と意識の変化


研修後のアンケートで、参加者の多くが生理への理解が深まったと回答。生理に関する知識が向上し、職場環境の改善に向けた意識が高まったことが明らかになりました。

  • - 研修前の理解度:全く知らない 5.8%、なんとなく知っていた 43.8%、基本的な知識を持っていた 47.9%。
  • - 研修後の理解度:非常に深まった 59.5%、ある程度深まった 36.4%。
  • - 職場の女性の健康課題に対する意識は、「非常に変わった」46.3%、「ある程度変わった」49.6%と回答されています。

さらに、男性職員からは「月経カップを貸与した方が良い」との提案もあり、より良い職場環境の構築に向けた意欲が見受けられました。

インテグロの役割と今後の展望


インテグロは生理関連の商品を提供するだけでなく、こうした研修を通じて、職場における生理に対する理解を深める重要性を訴え続けています。男女の間での相互理解を促進することで、より良い働き方を実現するための取り組みを続けていく意向です。これからも、消防局だけでなく、他の公的機関や企業での導入が期待されるこの研修は、職場改善の一助となることでしょう。

まとめ


千葉市消防局における生理研修は、参加者全員の意識を変える大きな成果を上げました。生理に対する理解が深まり、職場環境を改善するための意識が育まれたことは、今後の企業文化の変革へと繋がる重要な一歩と言えるでしょう。今後もこのような取り組みを増やすことで、より多くの職場が女性が働きやすい環境づくりに寄与していくことが望まれます。


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会社情報

会社名
インテグロ株式会社
住所
東京都目黒区祐天寺2-13-4
電話番号
050-1746-3131

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