ベルシステム24とレブコム、営業活動における会話データ活用を進める
日本の営業業界に新たな風が吹き込む。株式会社ベルシステム24(以下、ベルシステム24)と株式会社RevComm(以下、レブコム)は戦略的協業を開始し、営業活動における顧客との会話データの活用スキーム構築に取り組むことを発表した。これにより、営業現場でのコミュニケーションの可視化が進むと言われている。
協業の背景と目的
営業活動では対面の会話や個別対応が多く、それらがブラックボックス化していることから、進捗や成果が可視化されにくいという問題があった。この結果、営業スキルや経験が個々の社員に依存しやすくなり、組織全体のナレッジ共有が課題となっている。こうした背景を受け、ベルシステム24とレブコムは、営業データの一元管理とその活用促進を目指すこととなった。
ベルシステム24は、40年以上の業界経験を誇り、コールセンターやBPO業務を通じて企業のDXを支援してきた。レブコムは音声解析AIという先進的な技術を駆使し、コミュニケーションデータのビッグデータ化を進めてきた。この両者の強みを生かし、営業活動でのデータ活用において新たな価値を創出する狙いがある。
協業の概要
今回の協業においては、レブコムが開発した音声解析AI「MiiTel」の活用が中心となる。「MiiTel」は電話、Web会議、対面訪問などのさまざまな営業接点からの会話をデータとして収集し、それを一元管理・分析することができる。この仕組みにより、営業担当者のトークスクリプトをデータに基づいて開発したり、ベテラン営業の成功パターンを共有することで、全体の営業力を底上げすることが期待されている。
そして、データの分析から得られたインサイトをもとにした戦略的な営業・販売施策やマーケティング活動も考慮されており、データドリブンな意思決定が飛躍的に進化することが見込まれる。両社は3年後には20億円の売上創出を目指し、さらに成長を促進していく。
今後の展望と期待
この協業によって、営業活動の実態をより明確に把握できるようになり、企業全体の営業品質向上が期待される。また、顧客ニーズに合わせた柔軟な営業チャネルの開発や、それに基づくデータの一元化が実現すれば、より効率的な営業活動が実現するだろう。
ベルシステム24の大矢賢一専務執行役員は、「VOC(顧客の声)データを統合し、経営の意思決定にもつなげられる新しいマネジメントの形を提供したい」とコメントしており、レブコムの会田武史代表も「多くの企業様に対面コミュニケーションデータの活用が進むことを大変嬉しく思っています」と語っている。両社が協力し、営業活動の革新を進められることが期待される。
最後に
ベルシステム24とレブコムの協業は、今後の営業活動のあり方を大きく変える可能性を秘めている。顧客との対話をデータとして収集し、これを基にした戦略的な意思決定を促進することで、企業の競争力を一層高めていくとともに、結果としてクライアント企業の持続的な成長につながることが期待される。これからの展開に注目が集まる。