東京ガスネットワークがSkillnoteを導入
東京ガスグループの一員である東京ガスネットワーク株式会社が、新たに株式会社Skillnoteが提供するクラウド型スキルマネジメントシステム「Skillnote」を導入したことを発表しました。この取り組みは、約1,200万件に及ぶ都市ガス供給のためのインフラを支える人材のスキル管理を強化し、最適な人材配置を目指すものです。
Skillnote導入の背景
東京ガスネットワークは、1都6県におて、都市ガスの供給を担い、安全で安定したサービスを提供するために、技術者のスキルを体系化・管理してきました。従来使用していた「SPMS」というスキル管理システムは、20年以上にわたり運用されていましたが、システムの老朽化やユーザビリティの問題、データ分析機能の不足などの課題が顕在化していました。
これらの問題を解決するため、東京ガスネットワークは「Skillnote」を導入しました。「Skillnote」は、人材ポートフォリオの見える化を実現するためのスキルデータベースを提供し、企業戦略に連動した人材育成を支援します。
Skillnoteの特長
「Skillnote」とは、効率的に従業員のスキルと教育情報を管理するシステムで、特に製造業に重点を置いています。以下のような特長があります:
1.
ユーザビリティの高さ:現場の従業員や上長が使いやすいインターフェースで、スムーズにスキルを入力・確認できます。
2.
動的な人材ポートフォリオ:豊富なスキル分析機能により、将来のスキル喪失リスクを把握し、必要な人材戦略を立案できます。
3.
専門サポート:20年以上のサポート経験を持つSkillnoteの専門スタッフが、スムーズなシステム移管を支えます。
技術者のスキル管理にかける想い
東京ガスネットワークの人事総務部では、今後の人材育成に向けて、各業務分野の専門性向上を図り、生産性を最大限に高めることを目指しています。その実現には、スキルデータ管理が不可欠です。同社は「Skillnote」を活用することで、この目標を達成できると確信しています。
また、システムのユーザビリティ向上により、従業員のスキルの確認や評価作業が効率化されることにも期待が寄せられています。新たなシステム導入は、従業員の負担を軽減し、組織全体のパフォーマンス向上に寄与することでしょう。
これからの展望
今後、東京ガスネットワークは「Skillnote」を活用し、動的な人材ポートフォリオの見える化を進め、さらなる人的資本経営の強化を図るとともに、より安定した都市ガスの供給を実現していくことが期待されています。技術者のスキルがデータベース化されることで、企業内の育成計画がより戦略的に策定され、未来の人材戦略へとつながることでしょう。
会社概要
東京ガスネットワーク株式会社
- - 所在地:東京都港区海岸1-5-20
- - 設立:2021年4月1日
- - 資本金:100億円
- - 事業内容:都市ガスの安定供給・保安を確保、普及拡大
株式会社Skillnote
- - 所在地:東京都千代田区神田錦町2-2-1 KANDA SQUARE
- - 設立:2016年1月
- - 資本金:9億2,476万円(資本準備金を含む)
- - 事業内容:製造業に特化したスキルマネジメントシステム「Skillnote」の提供