パルシステム連合会は、夏休み期間中に食品ロス削減を促す「ごちそうさま!365日アクション」を実施することを発表しました。このアクションは、家庭での食品ロス削減を呼びかけ、集まった寄付金は、世界で栄養不良に苦しむ子どもたちへの支援に役立てられます。
具体的なアクションは、パルシステムのホームページに掲載されている「食べ残しをしなかった」「フードドライブやお裾分けした」といった項目をクリックする、または、パルシステム公式X(旧Twitter)をフォローし、「#ごちそうさま365」をつけて食品ロス削減に関する投稿をする、の二つです。1クリックまたは1投稿につきそれぞれ10円と100円の寄付となり、集まった寄付金は、公益財団法人日本ユニセフ協会を通じて、世界の栄養不良の子どもたちに治療用ミルクを届けるために活用されます。
さらに、アクションに参加した人の中から抽選で30人に、蚊帳の素材で作った「かや野菜袋」がプレゼントされます。このキャンペーンは、食品ロス削減を促すだけでなく、子どもたちに食の大切さを教え、自分たちでできることを考えさせることを目的としています。
特設ページでは、「ごちそうさま!チャレンジシート」をダウンロードできます。このシートは、自分の食べ残しを記録し、その原因を考えることで、食べ残しを減らすための具体的な対策を考えるワークシートです。3つのステップで食品ロスを学べる内容となっており、子どものやる気や興味に応じたステップから始められるので、楽しみながら学習できます。夏休みの自由研究の題材としても最適です。
近年、食品ロス削減の取り組みは進展しており、店舗の売れ残りや外食の食べ残しなど「事業系」の食品ロスは減少傾向にあります。しかし、家庭での食べ残しは依然として課題であり、政府も家庭での総量削減に向けて呼びかけを強めています。
パルシステムは、食品価格の高騰が続く中、無駄になる食料とともに出費も削減できる行動を呼びかけています。この夏休みに、家族みんなで食品ロス削減に取り組んでみてはいかがでしょうか。