『オズの魔法使』のアイコニックな「ルビーの靴」を展示
2024年10月28日より、東京・銀座三越で映画『オズの魔法使』の象徴的な小道具「ルビーの靴」が特別展示されることが決まりました。この展示は、米国のヘリテージ・オークションズによるもので、13年の歳月を経て発見されたこの貴重なアイテムが国内で初めて公開されるということで、映画ファンやコレクターにとって見逃せないイベントとなることでしょう。
ヘリテージ・オークションズとは?
ヘリテージ・オークションズは、コイン売買から始まり、現在ではポップカルチャーに関わる多様なアイテムを専門に扱うオークションハウスとして知られています。日本のアニメやビデオゲームなど、厳選された商品を取り扱い、コレクターの心をつかんできました。今回の展示は、日本市場への本格的な参入の一環と位置づけられています。
ルビーの靴の歴史と意義
「ルビーの靴」は、映画『オズの魔法使』でジュディ・ガーランドが演じるドロシーが履いた靴として知られ、そのデザインや色合いから、映画史における特別な存在となっています。2005年には、米国にあるジュディ・ガーランド博物館から盗難に遭い、その後FBIの捜査によって13年後の2018年にワシントンD.C.のスミソニアン国立アメリカ歴史博物館で発見されました。この宝物が明らかになるまでの道筋は、映画ファンの情熱を一層高めるものです。
2023年には、犯人が特定され、ルビーの靴を誤解して盗んだと主張。闇市場での売却も試みられたものの、ついに持ち主のもとに返還され、ヘリテージ・オークションズによるオークション出品が決定しました。2024年12月に行われるオークションでは、このルビーの靴が約4.5億円の落札価格が予想されています。これにより、ルビーの靴は映画史の中での貴重な遺産としての地位を確立することになるでしょう。
展示の詳細
展示名: 「ルビーの靴」展
場所: 銀座三越 本館1階
日時: 2024年10月28日(月)~11月3日(日)
開場時間: 10:00~20:00
入場料: 無料
展示内容: 映画『オズの魔法使』の小道具であるルビーの靴と魔女の帽子の展示。
メディアを通じて追いやられてきたこの魅力的な冒険をぜひあなた自身の目で確認して、歴史の一部を体感してみてください。
日本でのヘリテージ・オークションズの展望
今後、ヘリテージ・オークションズは2024年4月に東京オフィスを開設し、日本でのビジネスを本格化させる計画です。アニメやゲームのコレクションが増え、多くのコレクターが興味を示す中、日本からの出品者や落札者の増加が期待されています。
『オズの魔法使』のルビーの靴という特別なアイテムの展示は、こうした動きに弾みをつけることでしょう。映画ファンだけでなく、アートやコレクションに興味を持つ方々にもとっても、非常に貴重な体験になることは間違いありません。お見逃しなく!