未来の日本農業を支える新たな挑戦、オリジナルジェラート開発サービス開始

農業を救う新たなジェラートの挑戦

2025年8月27日、東京都港区にある株式会社フォルトゥーナは、イタリアンジェラート専門工房「ファブリカ・エッフェ」にて、農産物の生産者や関連事業者を対象としたオリジナルジェラート開発サービス「プロゲット・エッフェ」を開始します。このプロジェクトの目的は、未来の日本農業を支えることです。

プロジェクト開始の理由

近年、日本の農業は多くの課題に直面しています。物価や光熱費の上昇、気候変動による収穫の不安定さ、さらには後継者不足など、農家の持続可能な経営が脅かされています。このような状況の中で、どうすれば日本の農業を守ることができるのでしょうか。

株式会社フォルトゥーナが提案する解決策は、訳ありの野菜や果物を活用したオリジナルジェラートの開発です。この取り組みは、食品ロスを減らしつつ、農家の生産物の価値を再生することを目的としています。冷凍されたスイーツとして生まれ変わることで、賞味期限がリセットされ、消費者に新たな魅力を提供します。これにより、農業の明るい未来に向けた道が開けると期待されています。

ファブリカ・エッフェの強み

ファブリカ・エッフェは、これまで多くの実績を積み重ねてきたジェラート専門工房です。現在、「日本国際博覧会」においてイタリア館のカフェテリアで提供されているジェラートは、ファブリカ・エッフェの手によるものです。これにより、ファブリカ・エッフェは国内外での信頼と実績を誇ります。

創業メンバーにイタリアで技術を磨いた職人がいることも大きな強みです。彼らの技術とノウハウは、オリジナルジェラートの開発において非常に価値のある要素です。最近では、年間100種類以上の新レシピを開発しており、累計では500種類を超えるレシピが誕生しています。これにより、多様なニーズに応える柔軟性を持つ体制が整っています。

プロゲット・エッフェとは

新たに開始される「プロゲット・エッフェ」では、農業事業者に向けてレシピ開発を行い、国産の素材を活用した魅力あるジェラートを提案します。このプロジェクトは、日本農業を守る取り組みとして位置づけられており、依頼主との共同開発を通して新たな商品を生み出すことを目指しています。

「プロゲット」の名は、イタリア語の「プロジェクト」に由来しています。プロジェクト名には、イタリア語で「工房」を意味する「ファブリカ」と、フォルトゥーナの頭文字を使用し、運命や幸運を象徴する意味が込められています。このプロジェクトを通じて、日本の農業やその価値の向上を図りたいと考えています。