松山市の「椿まつり」2025年開催情報
愛媛県松山市で毎年行われる伝統的な祭典「椿まつり」が、2025年2月4日から6日にかけて開催されます。このイベントは旧暦の1月7日から9日までの3日間にわたり、「椿神社」として知られる伊豫豆比古命神社で行われます。
開催日時とアクセス
祭りは2025年2月4日(火)の午前0時からスタートし、最終日の24時までの72時間にわたって行われます。アクセスは、伊予鉄道松山市内線の松山市駅からバスを利用するか、椿前バス停から徒歩10分です。松山ICからは車で10分ですが、平常時は椿神社の駐車場が閉鎖されていますので、公共交通機関の利用が推奨されています。
詳細は公式サイトを確認できます。
椿まつりの魅力とは
「椿まつり」は毎年多くの参拝者を呼び、約800の露店が並ぶ賑やかな雰囲気が特徴です。初日の午前0時に大太鼓の音で幕を開け、最終日の24時まで様々なイベントや神事が続きます。この祭りは、かつて山村での物々交換が行われていた場所であり、商売繁盛や家内安全を祈願して人々が集まりました。また、国道33号線交差点から神社へ至る約1kmや「はなみずき通り」からの500mには、色とりどりの露店が並びます。
特殊神事「貸銭神事」
期間中に行われる面白い行事の一つが、少額の守り金を借りる「貸銭神事」です。この行事では、借金をする際に神社側から氏名や住所を尋ねられることなく、誰でも無条件でお金を借りることができます。これは、神と人との信頼に基づく特殊な祭儀であり、多くの人々が訪れる理由の一つとなっています。
静謐な雰囲気のお忍びの渡御
中日には「お忍びの渡御」と呼ばれる特別な儀式が行われます。これは、御祭神が神輿に移されて金刀比羅神社へと向かう行列で、担ぎ手は一切の声を発することなく神輿を運びます。この静寂の中で行われる神輿の移動は、とても不思議で幻想的な光景です。
限定の授与品
「椿まつり」では、特別な授与品も用意されています。大繁盛守り(金・銀)や限定朱印などがあり、椿まつり期間中は24時間受け付けています。ただし、夜の11時から翌朝の8時は北授与所でのみの受付となりますので、その点も注意が必要です。
このように、松山市の椿まつりは歴史的な魅力とともに、訪れる人々に多くの楽しみを提供してくれるイベントです。ぜひ、72時間のお祭りを体験しに行ってみてはいかがでしょうか?