Synologyの新しいDiskStationモデル
2025年5月8日、東京を拠点とするSynologyは、データ管理のニーズに応える新しいDiskStationモデル、DS1825+とDS1525+を発表しました。これらのモデルは、データ管理やコラボレーションを効率的にサポートするために設計されており、パフォーマンス、スケーラビリティ、信頼性を兼ね備えた製品となっています。
ビジネス向けの高性能
新モデルはデュアル2.5GbEポートを装備しており、要求の厳しいビジネスアプリケーションでも優れたパフォーマンスを提供します。特に、DS1525+はE10G22-T1-Miniモジュールを介して簡単に10GbEネットワークにアップグレードでき、さらにDS1825+はPCIe 3.0スロットを備えて既存のネットワークを拡張可能です。
パフォーマンステストによると、DS1825+は最大でSSDを利用した際に、読み取り速度2,239 MB/s、書き込み速度1,573 MB/sという高いスループットを記録しました。一方のDS1525+も負けておらず、読み取り1,181 MB/s、書き込み1,180 MB/sを実現しています。この性能は、企業の高負荷ワークロードに対応するのに十分です。
将来的なスケーラビリティ
DS1525+とDS1825+は、容量拡張が可能なように設計がなされており、最大2台の5ベイDX525拡張ユニットを追加で接続可能です。これにより、ビジネスやプロジェクトのデータ量が増加する中でも、柔軟にストレージを拡張し続けることが可能です。具体的には、DS1825+は最大360TB、DS1525+は最大300TBのストレージ容量を持つことができます。
複数の機能でデータを守る
新しいモデルには、SynologyのDiskStation Manager (DSM)が搭載され、さまざまなビジネスデータ管理のニーズに応える機能が用意されています。Synology Driveにより、プライベートクラウドを実現し、チーム間でのデータの共有や同期が容易になります。また、Active Backup Suiteでは、WindowsやLinux、MacOSデバイス、さらには仮想マシンやクラウドアカウントを対象とした包括的なバックアップ機能が提供されており、オフサイトバックアップにも対応しています。
さらに、Surveillance Stationは物理資産を守るためのスケーラブルなビデオ管理機能を提供しており、ビデオのリアルタイム分析によって安全性を高めます。
商品情報と購入方法
DS1825+およびDS1525+は、2025年5月8日よりSynologyのパートナーや代理店を通じて購入できるようになります。詳細な情報は、各製品の公式ページで確認することができます。これらの新しいDiskStationモデルは、ビジネスのデータ管理を効率化し、将来的なニーズに応えるための強力なツールとなるでしょう。
Synologyのビジョン
Synologyは、今後もデータ管理の最前線で革新を続け、「デジタルトランスフォーメーション」を促進するためのソリューションを提供し続けます。データストレージやバックアップ、ファイルコラボレーションの分野で、IT管理を効率化するための一元化されたプラットフォームの継続的な提供を目指しています。