2025年8月31日、東大阪市の指定文化財である旧河澄家において、ユニークで楽しいイベント「流しそうめんと夏の工作~ストローで輪ゴム鉄砲づくり」が実施されることが決定しました。このイベントは、近畿大学経営学部の峰滝和典教授のゼミが主催し、地域のコミュニティ活性化を目的にしています。
イベントの概要
今回のイベントでは、参加者が竹を使った本格的な流しそうめんを体験できるほか、自分自身で作ったストローの輪ゴム鉄砲を使った的あてゲームも楽しむことができます。学生たちがイベントのプランニングから運営まで担うこの企画は、実際のコミュニティ形成に向けた貴重な学びの場となっています。
旧河澄家とは?
旧河澄家は南北朝時代に遡る歴史深い場所で、江戸時代には庄屋も務めた名家です。特に、明治時代には第19代当主が私財を投じて地元の小学校を設立するなど、地域社会への貢献が評価されています。
一方で、この家屋は当時の建築様式を残しており、数奇屋風の棲鶴楼も見所の一つです。文学界の文人たちが集まったサロンの役割も果たしていた場所で、文化的な価値も高いです。
イベントの見どころ
このイベントの中心である流しそうめんでは、竹を使用した流し台を設置し、参加者は本格的なそうめんを味わうことができます。流しそうめんは、単に食べるだけでなく、コミュニケーションの場ともなり、子どもたちにとっては夏の楽しい思い出になるでしょう。
さらに、輪ゴム鉄砲作りも大きな楽しみです。参加者はストローを使って、オリジナルの輪ゴム鉄砲を作り、それを的あてゲームに使用します。この活動は、創造性を養うだけでなく、家族や友達と協力し合う大切さも学べる良い機会です。
参加方法と注意事項
本イベントの対象は3歳以上で、定員は30名です。未就学児は保護者同伴での参加が求められるため、参加希望者は早めの申し込みをお勧めします。申し込みはすでに終了しているため、次回のイベント情報を見逃さないようチェックしておくことが重要です。
学生たちの意気込み
経営学部の学生である瓜生真依さんは、「旧河澄家と峰滝ゼミが合同で行う流しそうめんは、地域の方々との交流の場としても人気で、学生たちも毎年楽しみにしています」と語っています。地域とのつながりを持ちながら自ら学ぶことができるこのイベントは、学生たちにとっても非常に意味のある経験となるでしょう。
このように、地域コミュニティの活性化を目指した素晴らしい取り組みが進行中です。参加者たちが思い出深い夏を過ごすことができるこのイベントに、皆さんもぜひ関心を持ってください。