イマーシブシアターが描く新たな物語体験「リ・リ・リィンカーテンコール」上演決定！

新たなイマーシブシアターが幕を開ける

2024年10月、東京・アトリエ第Q藝術で、注目の創作団体ESPACTによる始動公演「リ・リ・リィンカーテンコール」が上演されます。この公演は、イマーシブシアターと謎解きに特化した、全く新しい形の体験型演劇です。

ESPACTとはどのような団体か

ESPACTは2024年4月に新設されたイマーシブシアター創作団体で、その特色として観客が物語の進行に直接影響を与えることが挙げられます。団体のメンバーは、横山統威、吉野めぐみ、藤井千咲子、橘沙穂、徳岡あんな、大﨑萌々香、山本美佳、わたなべゆうた、梅田脩平の10名で構成されており、彼ら自身が脚本や演出、謎解き内容の制作も手掛けています。「謎のあるイマーシブ」をコンセプトに、観客の「閃き」を引き出す物語体験を創り出していきます。

公演のテーマと会場

本作は、架空の追悼公演をテーマにしています。観客はまず、ある追悼公演を観劇するためにアトリエ第Q藝術を訪れます。この劇場の全フロアを舞台に、物語を追体験する形式で進行し、参加者は役者と共に物語の中に入り込むことができます。

ストーリー概要

物語は、100年前の大正時代に名を馳せた劇団「浪漫奇譚」を舞台に展開します。この劇団は多くの名作を生み出しましたが、その人気絶頂期に悲劇的な出来事が次々と起こり、消滅してしまいます。時は流れ、2024年に「劇団ロマンティックノース」が呼ばれ、「浪漫奇譚」の追悼公演を行うことになります。観客は、彼らの未練や希望が交錯する不思議な世界に引き込まれ、ささやかな祈りを捧げることになります。