沖縄美ら海水族館にて新たな展示がスタート!
2024年12月10日、沖縄美ら海水族館で新たに展示が開始されるのは、世界初となる水族館で誕生したブラックマンタ(和名:ナンヨウマンタ)です。この特別な展示は、水族館の大水槽「黒潮の海」で、親マンタと仔マンタが同時に見ることができる前代未聞の機会を提供します。
ブラックマンタ誕生の背景
このブラックマンタの仔は、2024年8月5日に誕生しました。母マンタも全身が黒く、親仔が共にブラックマンタであることが確認されたのは世界でも初めてのことです。これまでの水族館では、様々な種の繁殖が行われてきましたが、同じ個体がこのように生まれるのは歴史的な出来事となります。
誕生直後は、水族館の研究施設にて特別なケアを受け、現在では体盤幅216㎝、体重79kgへと成長しています。これまでにない感動的な瞬間を目にすることができる展示は、訪れる人々にとってまさに貴重な体験となるでしょう。
展示情報と来館に向けて
展示が行われるのは沖縄美ら海水族館の「黒潮の海」大水槽です。2024年12月10日から始まるこの展示では、成長する親仔のブラックマンタを間近で見ることができます。また、展示は生物の健康状態に基づき、休止する場合もありますので観覧予定の方は事前に確認することをおすすめします。
ブラックマンタとは?
ナンヨウマンタは、エイの仲間であり、オニイトマキエイに次ぐ大きさの種です。沖縄以南のインド太平洋の温暖で熱帯な海域に生息し、小さな動物プランクトンを餌とします。特徴的な食事を取る様子は、非常に興味深いものです。彼らは頭にあるヒレを広げ、口に流し込まれるように餌を食べる姿が観察されています。
もちろん、今回の展示は沖縄美ら海水族館の取組みの一環であり、飼育を通じて得られた成長記録や生態の解明にも貢献する意義があります。今後もこのプロジェクトを通じて、科学的な知見が増えていくことが期待されます。
美ら海水族館でのブラックマンタ親仔の展示は、海の生き物に興味のある方々にとって特に見逃せない機会となります。美しい沖縄の海を背景に、親子のマンタがどのように成長していくのか、是非その目でご確認ください。