医療現場の滅菌の日が新たに登録
2023年10月6日、「医療現場の滅菌の日」が一般社団法人日本記念日協会に登録され、正式に記念日となりました。この日を制定したのは、SALWAY(運営元:株式会社名優)、代表取締役の山根優一のもとで行われた取り組みです。医療現場での滅菌の重要性を再確認し、業界全体でその価値を広めるきっかけとなるでしょう。
記念日登録の背景
この記念日の目的は、医療現場で使用される器材の洗浄と再使用を担う「再生処理」の重要性を広めることにあります。一度使用された医療器材は、正しく処理されることで再び安全に使用できる状態になります。この再生処理の中核となる工程である「滅菌」は、患者の安全を守るための極めて重要な役割を果たしています。
新たに「医療現場の滅菌の日」を設けることで、再生処理に努める方々への励ましと、その重要性を多くの人に知ってもらうことが期待されています。
滅菌の日の由来
10月6日が選ばれた理由は、医療器材の無菌性を保証するための国際基準に由来しています。無菌性保証水準(Sterility Assurance Level、略称「SAL」)は、医療現場で求められる衛生管理の指標です。この基準は、微生物が存在する確率が100万分の1以下の状態を指し、「SAL≦10⁻⁶」と示されます。この数字は、医療現場での滅菌プロセスにおいて非常に重要な意味を持ち、現場ではよく知られている数値です。そのため10月6日は、医療機関における滅菌の重要性を広める日として選ばれました。
SALWAYの役割
SALWAYは、医療機関の再生処理部門で使用される製品を提供するブランドであり、洗浄や組立、包装、滅菌に必要な各種の製品を取り揃えています。これには洗浄ブラシやバスケット、コンテナ、滅菌確認デバイスなどが含まれ、医療現場の安全を支えています。
さらに、SALWAYのウェブサイトでは、再生処理に関する知識や業界のリーダーへのインタビュー記事を通じて医療関係者同士の情報共有を促進しています。これにより、医療の安全性を高め、医療従事者のモチベーションを向上させることにも貢献しています。
今後の展望
「医療現場の滅菌の日」の制定を通じて、SALWAYはさらなる意義を持つ存在として認識されることでしょう。この日を機に、医療分野における滅菌の必要性を社会全体に広めることができます。また、再生処理部門に携わる方々への支援を強化し、医療の安全性向上に寄与していくことを目指します。新たな取り組みが進む中、SALWAYはより良い医療環境を推進し、地域社会への貢献を続けていく所存です。