テクサーとシステムズ・デザインが手を組む
株式会社テクサー(東京都多摩市)は、システムズ・デザイン株式会社(東京都新宿区)との資本業務提携によって、次世代展示会DXシステム「AiMeet(R)」の共同開発に取り組むことを発表しました。2025年8月からこの業務提携が始まり、展示会の未来を一新することが期待されます。
AiMeet(R)とは?
「AiMeet(R)」は、展示会での名刺交換や資料配布を全てデジタル化し、出展者と来場者にとって利便性の高い体験を提供しています。ペーパーレス化が進み、環境への負荷も軽減されており、すでに多くの展示会で導入されています。このシステムがさらに進化するために、AI技術の活用や高度なシステム開発が求められているという背景があります。
提携の目的と役割
テクサーは、IoTおよびDXの技術力を駆使して「AiMeet(R)」の基盤を提供し、展示会のニーズに応じた設計や導入を担います。一方、システムズ・デザイン社は、長年のSI(システムインテグレーション)事業で培った要件定義や仕様策定の能力を活かし、機能強化やシステムの実装を行います。両社がそれぞれの専門性を活かすことで、展示会運営の効率化や営業活動の高度化、環境配慮を同時に実現することを目指しています。
未来の展望
共同開発の成果は、2025年9月以降に予定されている展示会で順次公開される計画です。また、テクサーが手掛けるビルディングDXシステム「BUILDICS(R)」にもAI技術が導入される予定で、建物運営やエネルギー管理の効率化に向けた取り組みが進められています。
代表のコメント
代表取締役CEOの朱 強氏は、「今回の資本業務提携は、『AiMeet(R)』をさらに進化させる重要な一歩です。システムズ・デザイン社の知見を活かし、出展者・来場者に新しい展示会体験を提供することを目指します」とコメントしています。また、「将来的には、展示会だけでなく都市やビル管理の分野でも新たなDXを推進していく計画です」とも述べています。
会社概要
- 所在地: 東京都多摩市鶴牧1-1-14 コージィーコート2F-1
- 設立: 2016年10月
- 事業内容: 展示会DXシステム「AiMeet(R)」の開発・販売、ビルディングDXシステム「BUILDICS(R)」の開発・販売
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公式サイト
- 所在地: 東京都新宿区西新宿2-1-1 新宿三井ビルディング32階
- 設立: 1967年3月
- 事業内容: システムインテグレーション、AI開発
- 上場市場: 東証スタンダード(証券コード 3766)
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公式サイト
この新たな提携と共同開発が「AiMeet(R)」をより一層進化させ、展示会業界全体にどのような変革をもたらすのか注目です。