栃木の名門アイスホッケーチームが迎えた100周年、功労賞受賞者を称える
H.C.栃木日光アイスバックスは、2025年に日本最古のアイスホッケーチームとして、その歴史が100年を迎えるという節目の年を迎えました。これを祝うべく、9月14日及び15日に行われたホームゲームと記念式典において、「100周年記念表彰」が実施され、功労賞の受賞者が発表されました。
表彰された功労者たちの功績
栃木県のアイスホッケー界の発展に多大なる貢献をされた数名の受賞者について、以下にご紹介します。
千葉 哲夫 様
故・千葉哲夫様は1934年栃木県に生まれ、アイスホッケー界の発展に尽力されました。栃木県アイスホッケー連盟の会長や理事長を歴任し、日光バックス・ホッケークラブの設立にも関わりました。受賞式には、息子の千葉徹様が代理で出席されました。
入江 淳夫 様
入江様は1937年生まれ、古河電工アイスホッケー部に所属し、1960年と1964年の冬季オリンピックに日本代表として出場しました。指導者としても数々の成果を上げ、栃木県アイスホッケー界の形成に寄与されました。
山本 久男 様
1940年生まれで、日光高校在学時に全国大会で優勝。昭和33年に古河電工アイスホッケー部に入部し、全日本選手権においても素晴らしい成績を収めました。引退後は指導者としての活躍が目立ち、日光市立東中学校を全国制覇に導きました。
菱沼 正幸 様
昭和41年に古河電工アイスホッケー部に入団。選手と審判として活躍し、栃木県アイスホッケー連盟のレフリー委員長として若手の育成に尽力されました。現在も顧問としての役割を果たしています。
菱沼 弘子 様
1944年生まれで、35年間にわたりアイスホッケー部の運営に従事され、様々なサポートを行ってきました。57年間の長きにわたり、チームの支え続けた彼女の貢献は計り知れません。
佐藤 欣三 様
1948年生まれで、選手として7年間の活躍後、県国体の監督としての功績があります。古河電工リンクの責任者として競技環境整備に尽力し、栃木県アイスホッケーの地域貢献も果たされています。
門馬 信男 様
古河電工において11年間選手として活躍し、その後監督としてチームを支えた門馬様も功労賞に輝きました。現在もその貢献は続いています。
高橋 健次 様
古河電工アイスホッケー部の代表取締役としてクラブチーム化に尽力され、チーム再建を果たす原動力となった高橋様は、早くにこの世を去りましたが、大きな影響を与えました。
京谷 隆彦 様
1952年生まれの京谷様は、長年にわたり強化委員長や理事長を務め、次世代選手育成に貢献されました。
100年を越える歴史の歩み
このように、H.C.栃木日光アイスバックスは長い歴史の中で数多くの貢献者を輩出してきました。アイスホッケーを通じて栃木県民の心をつなぎ、未来のアイスホッケー文化の発展に寄与することが求められています。これからも歴史を受け継ぎながら、新たな目標に向かって努力していくことでしょう。
このような節目のイベントは、過去の功績を偲ぶだけでなく、未来に向けた新たな出発でもあります。これからの栃木日光アイスバックスの活躍に期待が寄せられています。
写真提供: A.K.art-works(チーム公式カメラマン)