環境教育教材提供
2025-04-18 13:26:34

日本テトラパックが全国500校に環境教育教材を無償提供

日本テトラパックが全国500校へ環境教育教材を無償配布



日本テトラパック株式会社(東京・港区)は、同社が制作した環境教育教材「地球環境のためにできること〜ある牛乳パックのひみつ〜」を、2024年度において全国の小学校500校に無償で配布することを発表しました。この教材は、文部科学省の選定教材として2024年に認定され、昨年度も499校からの申し込みを受けた実績があります。新学期に合わせて、新たに500校への配布が予定されており、申し込みは2025年4月30日から始まります。

教材の内容と活用方法


この教材は、牛乳パックを題材にしており、子どもたちが日常的に接している素材を通じて環境問題への関心を高めることを目的としています。具体的な内容は、約12分の動画教材(DVD)、児童用の冊子、教師用の手引書から構成されています。学校理科の「生物と環境」単元に対応しており、分かりやすく、興味を引く内容となっています。

実際に活用された学校では、9割以上の教師が「とても良かった」または「良かった」と評価しており、教育効果の高さが伺えます。特に学校での授業の導入に組み込むことで、子どもたちの興味を刺激することができると好評です。

学校での評価と教育効果


学校からのフィードバックでは、教材が理科の学習指導要領や単元にしっかり合致しているといった点が高く評価されています。特に、牛乳パックを用いたリサイクルの話が子どもたちに強く響いたという意見が多く寄せられています。日常生活と環境問題との関連性を理解しやすくすることで、児童の興味や意識を高め、環境問題に対する自発的な調査や行動変容が見られたとのことです。

例えば、授業後に「ボンスクロマークを探そう」という声が上がったり、SDGsや環境問題への関心が深まったことが、多くの学校から報告されています。このような反応は、教材が提供する教育の質が高いことを示しています。

教材提供の背景と目的


日本テトラパックは、飲料および食品用紙容器の製造に特化した企業です。特に学校給食用の牛乳パック「テトラ・ブリック®」を提供しており、最近では環境意識を高めるために、植物由来のポリエチレンを使用した新しいパッケージングを開発しました。これにより、年間約1,100トンの化石由来プラスチック削減が見込まれています。

この教材は、地球温暖化の原因や影響を理解するきっかけにもなり、子どもたちが自身で自分事として捉え、日常生活の中で環境保護に向けた行動を取る意識を育むことが狙いです。また、この教材を通じてSDGsの「12.つくる責任、つかう責任」と関連付けた教育も行うことで、将来を担う子どもたちへ強いメッセージを届けることができます。

教材申し込みの方法


この教育教材は、限られた数の学校に無償提供されるため、申し込みは早めに行う必要があります。具体的には、2025年4月30日から7月31日までの間に、FAXまたはメールでの申し込みが可能です。申し込みには学校名、担当者名、希望部数などの情報が必要ですので、関心のある方は早めに手続きを行いましょう。

日本テトラパックの今後の展望


今後も日本テトラパックでは、出前授業や特設サイトの運営などを通じて、楽しく学べる環境教育を提供し続けていく予定です。子どもたちの未来を担う環境意識の啓発に向けた取り組みは、これからますます重要性を増していくことでしょう。

詳細情報や教材の内容については、特設サイトを参照してください。


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会社情報

会社名
日本テトラパック株式会社
住所
東京都港区元赤坂1-3-13 赤坂センタービルディング16F
電話番号

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