クロロス株式会社は、最新の圃場観察システム「SWALO Eye」(スワローアイ)の提供を開始しました。この革新的なシステムは、低空ドローン撮影とRTK位置情報技術を活用し、これまでの育種試験や農薬試験での経験を土台として構築されています。従来の圃場見回りの課題を解決するために開発された「SWALO Eye」は、圃場を歩き回ることなく作物の生育状況や病害虫の発生を観察できる高効率なシステムです。
「SWALO Eye」の特徴
1. 高精細な観察データの取得
このシステムは地上約1.5~3.0メートルの低空を自動飛行しながら、育種試験や種子生産、農薬試験などで培った観察技術を用いて、高解像度の画像を収集します。高フレームレート動画の撮影により、風や振動によるブレを最小限に抑えつつ、鮮明な画像データを提供します。
2. デジタル観察の利便性
SWALO Eyeのビューアは、自動再生機能を搭載しており、利用者は自分のペースで再生速度を調整し、連続して画像を表示することが可能です。これにより、まるで自分が圃場内を歩いているかのような感覚で、スムーズに観察できるメリットがあります。また、広大な圃場でも短時間で効率的に観察データを取得できる点が評価されています。
3. 簡単な記録・再確認
撮影された画像データは位置情報と結び付けて管理されており、利用者は地図を動かして撮影地点を選択し、その場所の画像を瞬時に確認することができます。生育不良や病害虫の問題が懸念される地点は、後から再確認し、再訪することができるため、的確な観察が可能です。さらに、RTK測位技術により、同一地点での継続的な観察も行えます。
4. 今後のAI機能への対応
SWALO Eyeは、まずは目視による観察から始まり、今後は蓄積された画像データをクロロスの画像解析AIサービス「SWALO」と連携させることで、自動解析や定量評価へと進化させていく期待があります。
「SWALO Eye」の利用シーン
- - 大規模圃場における見回り業務の効率化
- - 生育状況の定期的なモニタリング
- - 病害虫発生状況の確認
- - 種子生産圃場の品質管理
- - 農薬・肥料試験における記録および比較評価
提供内容
SWALO EyeはRTK測量システムやPathfinder(飛行経路生成システム)、ドローンレンタル、リモートサポートなどを含むサービスを提供しており、利用者のニーズに応じて個別見積での対応も可能です。
未来の展望
クロロスはSWALO Eyeを通じて圃場観察業務のデジタル化を進め、農業研究・開発における技術をさまざまな農業現場に展開していく予定です。そして、SWALO Eyeによる観察データと画像解析AI「SWALO」の連携によって、圃場観察から自動解析までを包括的に支援するプラットフォームを構築することを目指しています。未来の農業に向けて、クロロスの歩みは続いていきます。
クロロス株式会社について
クロロス株式会社は、植物に関するデジタル情報の解析を専門とした企業です。AIによる作物認識の力で、作物の進化を支えたり、農業資材や技術の開発を支援したりして、未来の食を守ることをミッションとしています。代表者は相澤光俊氏、2025年に設立された若い企業ですが、急速に成長し続けています。