新たな太陽光発電の取り組み
2025年8月1日より、株式会社スマートエナジーとNCSアールイーキャピタルの共同による「既設低圧太陽光設備 長期利活用事業」がスタートします。このプロジェクトは、既に存在する低圧太陽光発電所を集約・購入し、その長期的な運用を図るものです。全国に分散している既設設備を集約管理しつつ、再生可能エネルギーの利用促進を目指します。
プロジェクトの背景
2050年までにカーボンニュートラルの実現を目指す中、再生可能エネルギーの導入は世界的に急務となってきました。特に太陽光発電は、その中心的な役割を果たしています。しかし、既に稼働している設備が安定して運用されることが、さらなる再エネ比率の向上には不可欠です。
近年では、特に高圧や特別高圧の発電所の立地難易度が上がっており、新たな設備の開発が困難になっています。これに伴い、既設の低圧太陽光設備に注目が集まっていますが、これらはしばしば管理が不十分であったり、事業の中止が危惧されることもあります。
事業の目的
今回の事業では、既存の低圧設備に対して投資を行い、その適切な管理と更新を通じて、持続可能で安定的な電源として再生利用を進めます。また、新たな収益モデルの開発も視野に入れ、FIP制度への移行やコーポレートPPAの形成に取り組み、太陽光発電の価値の最大化を図ります。
両社の役割
本事業は、スマートエナジーが中心となって進められます。この企業は、国内トップクラスの太陽光発電所の運用・保守サービスを提供しており、その実績を活かして既設設備の運用や保守を行います。一方、NCSアールイーキャピタルは、NECキャピタルソリューショングループのもと、再生可能エネルギー事業への投資を担います。両社はこれまでも再生可能エネルギー分野での協力関係にあり、今後は更にその連携を深めていきます。
既設設備の売却募集
この事業では、既設低圧設備を広く募集しています。申請は専用フォームから行うことができ、売却意向のある方はぜひご連絡ください。条件として、営農型や屋根置きは対象外となりますのでご注意ください。
環境問題への貢献
このプロジェクトの目的は、単に利益を追求することではありません。再生可能エネルギーの普及により、持続可能な社会を作り上げることを目指しています。スマートエナジーとNCSアールイーキャピタルは、既設低圧設備を通じて環境問題に取り組み、脱炭素社会の実現へ貢献していきます。
私たちの未来には、再生可能エネルギーが欠かせません。この事業がその一歩となることを期待しています。