修道高校が横須賀リサーチパークで探究学習
令和6年9月30日、広島県の修道高等学校(以下、修道高校)に通う2年生83名が、修学旅行の一環として横須賀リサーチパーク(YRP)を訪れ、探究学習を行いました。この訪問は昨年度に続くもので、学びと交流の機会を大いに活用しました。
修道高校の概要
修道高校は広島市に位置する中高一貫校で、約300年の歴史を持つ教育機関です。この学校の起源は広島藩の藩校「講学所」にあり、国の学歴の中でも屈指の実績を誇ります。直近6年間で、難関大学への合格者は315名に達しています。この実績は、生徒たちの努力や教員の指導方針に支えられたものです。
探究学習の目的
探究学習は、学問的な興味を持ち、主体的に学ぶ姿勢を育てるための重要なメソッドです。今回訪れたYRPでは、電波や情報通信技術の研究開発が進められており、次世代のICT技術を生徒たちが直接体験できる絶好の機会となりました。
部分的なプログラムとして、NTT横須賀研究開発センターや日本エア・リキード イノベーションキャンパス東京、株式会社ニフコを訪問しましたが、これらの施設は一般向けの展示施設がないため、特別な体験となりました。
YRPの概要
YRPは1997年に開設され、ICT技術の研究開発の拠点として設立されました。その特徴としては、丘陵地の自然を活かした基盤整備や、実験電波の漏洩を最小限に抑えるための環境づくりが挙げられます。最近では、工業プラスチックや水素ガス、フィルター、半導体関連の技術など、ICT以外の新たな研究や企業が進出してきており、その成果が注目されています。このような技術の誕生は、生徒たちに未来のビジネスや科学技術への理解を深めるきっかけを与えました。
改善点と今後の展開
今回の訪問を通じて、生徒たちは現場の最前線で活躍する専門家たちから直接の指導を受け、技術の進化についての貴重な知見を得ました。また、各研究所での学習体験は、彼らの将来の進路選択や、科学への興味を広げる重要な要素となるでしょう。
さらに、修道高校はこのような活動を今後も継続していく方針で、今後も生徒たちに向けた多様な学びの場を創出していく予定です。生徒たちの成長を促すため、様々な業種との連携や協業の機会を模索しています。
生徒たちにとって、今回の探究学習はただの学びの場に留まらず、将来的に技術を活かすチャンスを引き寄せる経験でもありました。修道高校の教育方針は、これからの時代を担う人材を育てるための重要な基盤を提供しています。