「スムーズ」が約7億円の資金調達を完了
株式会社スムーズが、賃貸契約時の初期費用を分割払いにできるサービスを提供する中で、総額約7億円のシリーズC資金調達をファーストクローズしました。この資金調達は、昨年のシリーズBに続くもので、創業以来の累計資金調達額は約42.2億円に達しました。
新たにJICベンチャー・グロース・インベストメンツ株式会社をはじめ、既存の株主からも追加投資を受けており、特に近年のインフレによって高騰した家賃や初期費用の問題が注目されています。スムーズのサービスは、こうした社会的課題解決に貢献するものとして評価されています。
スムーズの成長とサービスの影響
スムーズは、賃貸契約に必要な初期費用を分割払いにするサービスを展開しており、その人気は前年の約2.5倍にまで加盟店数が増加するなど、急成長を見せています。また、LINE友だち登録者数も47万人を超えており、多くのユーザーから支持されています。
このサービスにより、賃貸仲介会社は初期費用を理由に顧客の成約を逃すことを防げるため、成約率や売上を向上させる効果が期待されています。サービスは非常に利便性が高く、最短15秒で審査が完了する点も、利用者にとっては魅力的なポイントです。
社会問題の解決に向けた取り組み
日本では賃貸契約時の初期費用が高額であることが長年の社会問題となっており、これを解消することがスムーズの重要なミッションです。国土交通省による住宅市場動向調査でも、初期費用の高さが賃貸の困りごとの第1位に挙げられていることがわかります。
特に、東京23区の単身向け物件の家賃が過去最高水準となる中で、初期費用の高騰も続いています。このような状況では、物件を諦める人が増えることが予想され、スムーズは初期費用を分割で支払える仕組みを提供することで、より多くの人々が希望する場所に住むことができる社会を目指しています。
今後の展開と資金使途
調達した資金は、主に新型の組織作りやサービス改善に利用される予定です。スムーズは上場を目指しており、さらなる事業成長をサポートするためにエンジニアや営業・管理職の採用も加速していく見込みです。
具体的には、AIを活用した業務の効率化、不動産会社との提携を強化し、ユーザー体験の向上を図ります。代表取締役の小泉拓氏は、投資家や従業員、ユーザーへの感謝の意を表し、引越しは人生における大切な一歩であると述べています。
投資家の意見
新規投資家として加わったJICベンチャー・グロース・インベストメンツの小沼真幸氏は、スムーズの活動がインフレを背景にした社会問題の解決に寄与すると期待を寄せています。また、既存株主である前澤ファンドやXTech Venturesも、スムーズの成長を高く評価し、追加出資を決定しました。
スムーズの今後の成長と共に、賃貸市場での役割がますます重要になってくることでしょう。これからもスムーズがどのように社会課題に向き合い、解決に導いていくのか注目です。