宇宙ビジネスを担う新たな教材が誕生
名古屋商科大学ビジネススクール(以下、名商大ビジネススクール)とSpace BD株式会社が、宇宙産業をテーマにした新たなビジネスケースを発表しました。この教材は、宇宙ビジネスにおける事業変遷や経営哲学を学ぶ絶好の機会となります。
名商大ビジネススクールとSpace BDの協働
名商大ビジネススクールは、実践的な経営教育を提供する国内の有力な経営大学院です。一方、Space BDは、宇宙産業の発展を目指す企業であり、この教材は両者の専門知識と経験が結集されています。約2年にわたる連携を経て、宇宙産業黎明期のビジネスケース「宇宙産業黎明期のベンチャー企業」が完成。日本語と英語の両方で提供され、2024年11月20日からは日本ケースセンター(CCJ)で販売されます。
教材の内容
このビジネスケースには、Space BDの事業展開に関する具体的な情報や、経営哲学「運・縁・恩」が含まれています。また、衛星打ち上げ事業における経営戦略が中心的なテーマとなり、実際のマネジメント事例を通じて、宇宙ビジネスについて深く学ぶことができる構成になっています。個別事例に基づくケーススタディも組み込まれ、新規事業のマネジメントについての知見が得られます。
教材の販売とアクセス
新しいビジネスケースは、一般販売価格500円、学術価格380円で提供され、CCJの会員に登録すれば個人でも購入可能です。これにより、全国の大学院などの教育機関での利用が見込まれています。また、今後はハーバードビジネススクールが運営するHarvard Business Publishingへの登録も予定されており、海外のビジネススクールでも利用される可能性があります。
Space BDの教育事業
Space BDは「宇宙を自在に、熱く誇れる産業を。」というビジョンのもと、宇宙産業の裾野を広げる取り組みを行っています。その一環として、教育事業を通じて、宇宙産業に興味を持つ新しい人材の育成を目指しています。これは、課題解決能力やコミュニケーションスキルを養うプログラムとして、多くの受講者に支持されています。
まとめ
このたび発表されたビジネスケースは、宇宙産業における新たな挑戦を知るための貴重な教材となります。名商大ビジネススクールとSpace BDの連携によって生まれたこの教材が、多くの学び手に新たな気づきを与えることを期待しています。教育機関への積極的なアセット提供を通じて、宇宙産業の成長に貢献し続けることが、両者の共通の目標です。