今、知っておくべきことを共有しよう!
2023年9月10日(日)、東京と大阪で「国際筋強直性ジストロフィー啓発の日」に関するイベントが開催されます。このイベントは、筋強直性ジストロフィーの患者とその家族が一堂に会し、情報を共有する貴重な機会です。本記事では、この啓発の日の重要性やイベントの詳細についてご紹介します。
筋強直性ジストロフィーとは?
筋強直性ジストロフィーは、指定難病として位置づけられた病気で、特に成人に多く見られます。主な症状には筋力低下や合併症があり、心臓や呼吸器に問題が生じることも多いため、早期発見や適切な療養が重要です。さらに、治療薬の開発が進んではいますが、国内外の情報格差により、患者たちは多くの課題に直面しています。
ドラッグ・ラグの問題
現在、海外では治療薬が承認されているのに、日本では使用できないケースが見受けられます。これを「ドラッグ・ラグ」と呼び、多くの患者が期待する治療を受けられないという現実があります。この現状を改善するためには、患者やその家族が声を上げることが必要です。
国際筋強直性ジストロフィー啓発の日
この啓発の日は、2021年に筋強直性ジストロフィー国際連盟によって制定されました。当日は世界中の患者が連携し、同じ目標を目指す重要な日となります。各国の患者とその家族が情報を共有し、治療薬の必要性を訴え、さらなる開発への協力を促すことが目的です。
イベント概要
開催日時
- - 日付:2023年9月10日(日)
- - 時間:14時~17時(13時30分から受付)
会場
- - 大阪:大阪国際会議場(グランキューブ大阪) 11階 1101-1102 〒530-0005 大阪府大阪市北区中之島5丁目3−51
- - 東京:明治大学中野キャンパス 6階 プレゼンスペース 〒164-8525 東京都中野区中野4丁目21−1
参加費
- - 金額:お一人様あたり2,000円(茶菓付き)/未就学児は無料
【申込締切】9月3日(日)23:55まで
参加申し込みは以下のリンクから行えます。
講演会の内容
内容
このイベントでは、二つの講演が行われ、筋強直性ジストロフィーに関する重要な情報を得ることができます。
- 「筋強直性ジストロフィー療養のコツ」
- 講師:国立病院機構大阪刀根山医療センター 特命副院長 松村 剛先生
- 「治療薬はどうなる?ドラッグ・ロスとは何か」
- 講師:大阪大学大学院医学系研究科保健学専攻 教授 高橋 正紀先生
- 「筋強直性ジストロフィー療養のコツ」
- 講師:東京女子医科大学小児科 石垣 景子先生
- 「治療薬はどうなる?ドラッグ・ロスとは何か」
- 講師:国立精神・神経医療研究センター臨床研究支援部 部長 中村 治雅先生
患者会の活動
本イベントはNPO法人筋強直性ジストロフィー患者会が主催しています。この団体は、患者とその家族による知識の提供や啓発活動を通じて、筋強直性ジストロフィーに対する理解を深めることを目指しています。
法人概要
- - 名称:特定非営利活動法人筋強直性ジストロフィー患者会
- - 所在地:〒167-0052 東京都杉並区南荻窪4-3-13
- - 理事長:籏野あかね
- - 設立:2016年
- - 公式サイト | Email
まとめ
筋強直性ジストロフィーの啓発イベントは、患者や家族が情報を得たり、他の患者と交流したりする大切な機会です。治療薬の開発が進む中、日本でも同様の治療が受けられるよう、声を上げておくことが求められています。この機会を逃さず、ぜひ参加してみてはいかがでしょうか?