仙台発の革新的アプリが「A3 Together」にて高評価!3作品が入賞
東北の可能性を感じる「A3 Together」
先日、仙台市を拠点とするFandroid EAST JAPANが主催したアプリ開発コンテスト「A3 Together」において、3つのアプリが見事入賞を果たしました。この大会は、東北で活躍する開発者たちの創造力を発揮する場として注目されています。入賞した作品は、アプリ/Webサービス賞を受賞した「脳波SPORTS」、アイデア部門賞を受賞した「笛モールス」、そして東北ディベロッパー賞を受賞した「買うにんぐペーパー」の3つです。
「脳波SPORTS」—新たな体験を提供するアプリ
アプリ/Webサービス賞を獲得した「脳波SPORTS」は、株式会社ピンポンプロダクションズによって開発されました。このアプリは、専用のセンサーを使用して脳波を計測し、固まった感情を解消するためのゲームとして設計されています。日本初の脳波計測デバイスとの連携アプリとも言われ、その革新性が高く評価されました。利用者は、特別な脳波デバイスを通じてこのアプリを体験することができ、楽しみながら認知機能の向上を図ることが可能です。
「笛モールス」—ユニークな通信手段
アイデア部門で受賞した「笛モールス」は、アイデアプラントが手掛けたアプリで、通信環境が乏しい際でも情報を笛を使って送受信できるユニークな仕組みを持っています。ユーザーはテキストメッセージをモールス信号に変換し、笛を吹くことでその情報を発信します。受信側は、笛の音に合わせて画面をタップすることでモールス信号をテキストに戻し、コミュニケーションを行うという新しい試みです。このアイデアは、FEJのブレストcaféで生まれ、仙台の地域性を反映した作品と言えるでしょう。
「買うにんぐペーパー」—共同体をつなぐアプリ
最後に、東北ディベロッパー賞を受賞した「買うにんぐペーパー」は、TK systemによるアプリで、物資不足の際に食材を共有することを目的とする買い物メモ帳アプリです。近所の人々とのコミュニケーションを促進し、必要な食材の情報を簡単に共有できる機能が搭載されています。このアプリは青森県で行われた「地域人材育成・緊急雇用創出対策事業」に参加した受講生たちによって開発され、地域のニーズに応えた作品でもあります。
Fandroid EAST JAPANの使命
Fandroid EAST JAPANは、仙台を拠点とするAndroidアプリ開発者の育成や能力向上を目的に設立されました。地域のクリエイターたちの集まりを目指し、東北全体のビジネスを活性化させることを目指しています。今年度においては、仙台市の「スマートフォンアプリ開発促進支援事業」を受託し、地元アプリの開発支援も行っています。地域の技術者たちが一丸となって新しいアプリを生み出す姿勢は、今後も多くの人々に影響を与えることでしょう。
「A3 Together」への参加を通じて見えてきた東北の未来。それは、ただ技術的な進歩だけでなく、地域社会の結びつきを強め、新しい価値を創造していくためのものです。今後もこの地から生まれる新しいアプリやサービスに期待が寄せられます。
会社情報
- 会社名
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株式会社ディー・エム・ピー
- 住所
- 宮城県仙台市青葉区一番町2−8−18仙台中央ビル8F
- 電話番号
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022-214-2772