成長を続けるユニオンテック株式会社
東京都渋谷区に本社を置くユニオンテック株式会社は、誕生から約23年を経て、内装デザイン業界において急成長を続けています。2024年には売上が60億円を突破し、2025年には65億円に達するとされています。代表取締役の大川祐介氏が率いる同社は、オフィスや店舗の内装デザイン、設計、施工をワンストップで提供し、その実績が業界内外で高く評価されています。
さらなる高単価プロジェクトの受注増加
ユニオンテックの成功の裏には、まず高単価プロジェクトにおける受注率の向上があります。現在の受注率は70%に達しており、顧客からの信頼を得るための戦略が進化した結果です。特に、ユニークな提案を通じて顧客の課題を深く掘り下げることで、提案スキームが進化し、さらなる信頼を生み出しています。また、CG技術の積極的な活用により、顧客がスムーズに意思決定をできるようサポートしています。
収益の多角化と業界のポジション確立
ユニオンテックは収益の多角化にも成功しています。オフィスデザイン分野では認知度を高め、美容クリニックデザインではその圧倒的な地位を確立しました。また、社外への一括請負を強化することで、施工単独プロジェクトの増加も実現。これにより、業界内でのポジションをさらに強固なものとしています。
マーケティング施策の成功
加えて、マーケティング施策にも力を入れ、アライアンス先との連携を強化したことでリード数が増加しました。デジタルマーケティング施策では150%のCVRを記録するなど、施策の奏功が顕著です。これにより、業界各所から新たなプロジェクトの依頼が舞い込んでいます。
デザイナーとの広がるネットワーク
ユニオンテックのもう一つの強みは、日本最大級のデザイナーネットワークを持つことです。2,000名を超えるデザイナーと接点を持ち、オフィスや商業施設へのデザイン提供に留まらず、業界全体の発展をも支援しようという志を持っています。同社は成功した仕組みや技術を積極的に社外へ提供しており、短期的には受注率の向上、長期的には業界全体の取扱高の向上を目指しています。
具体的な取り組み
1.
デザイン委託ネットワークの拡大: ハイクラスのパートナー企業と連携し、多様なデザイナーとの協力体制を確立。
2.
CGパース・ウォークスルー制作: 業界最大級のCG技術を用いて、迅速かつ高品質なビジュアルを提供。
3.
施工支援のコンストラクションマネジメント: 25年の実績をもとに、大型案件の施工をサポート。
4.
学び・交流の支援: トップデザイナーを招いた講演イベントを定期的に開催。
5.
デザイン企業の成長支援: 経営資源を提供し、企業の成長を共に目指します。
今後の展望
ユニオンテックは、これからも「Build a new standard.」というミッションを掲げ、さらなる成長を目指します。業界の先駆者として、空間デザインの新たなスタンダードを確立するための挑戦を続けています。デジタル技術を駆使し、提供するサービスを進化させることで、デザイナーやクライアントにとっての信頼されるパートナーであり続けることを誓っています。