敦賀から世界へ羽ばたくマップトラベル
福井県敦賀市に拠点を構える地元企業、株式会社マップトラベルがこのたび「サテライトオフィスオブザイヤー2025」に輝きました。この賞は、ハワイの文化普及や地域連携、国際教育支援に特に顕著な貢献をしたサテライトオフィスに贈られるものです。マップトラベルは、地域密着型の旅行会社として、ハワイとの交流を深めるさまざまな取り組みを続けてきました。
受賞理由と記念イベント
今回の受賞は、特に今年度のハワイのPR活動や、地域との協力が高く評価されたことによります。受賞を記念して、2025年12月5日には、ハワイ州観光局日本支局の局長とマネージャーが敦賀を訪れ、特別な受賞セレモニーを実施する予定です。また、同日に敦賀気比高等学校において「ハワイ研修旅行の出前講座」が開催されることも決定しました。この講座は、2026年3月に予定されている研修旅行に向けて、学生たちの国際理解を促進する大事な機会となるでしょう。
マップトラベルの取り組み
「地域から世界へ」をテーマに掲げるマップトラベルは、ハワイとの交流活動を盛んに行っています。全スタッフがハワイスペシャリスト検定の上級を取得している点が唯一無二の特徴であり、これにより地域での「ハワイの専門家」としての信頼を築いています。また、同社は2018年に北陸・甲信越エリアで初のサテライトオフィスに認定され、さらには2020年には「サテライトオフィスオブザイヤー2019」も受賞しています。
具体的な活動としては、マウイ島の山火事被災地への寄付や、地域の若者を対象とした教育旅行の実施など、地域を越えた国際貢献を行っています。このような多面的な取り組みは、単なる旅行販売を超え、地域にハワイ文化を根付かせる「文化の架け橋」として重要な役割を果たしています。
敦賀気比高等学校の役割
敦賀気比高等学校は、国際的視野を持つリーダー育成を目指し、2026年には初のハワイ研修旅行を予定しています。この旅行では、現地文化への理解や環境学習が重視され、生徒たちにとって貴重な国際交流の一歩を提供することになります。学校と企業の協力により、地域の若者たちは新しい世界を体験し、社会のリーダーとして成長することを期待されています。
ハワイ州観光局との連携
ハワイ州観光局日本支局も、ハワイの文化や歴史を深く理解するための教育的な取り組みを推進しています。公式ラーニングサイト「アロハプログラム」を運営し、ハワイスペシャリスト検定を通じて、日本全国でハワイの魅力を広める活動を展開しています。マップトラベルの受賞は、地域に深く根ざした国際交流の重要性を再認識させるものとなりました。
今後の展望
マップトラベルは、今後も地域の若い世代への国際教育支援、正しいハワイ文化の発信、そして地域と世界を結ぶ新たな旅行や交流企画の創出に力を入れていく予定です。地域の教育機関、観光局、マップトラベルの三者は、この機会を通じて、福井県敦賀市とハワイとの文化・教育・観光の交流をさらに深めていくことを目指しています。これにより、敦賀発の国際交流の拠点としての役割を果たし続けることを願っています。