新たに登場するアクティブ運用型ETF
三井住友トラスト・アセットマネジメントが、2024年9月20日(金)に、2つの新しいアクティブ運用型ETFを設定すると発表しました。この2つのファンドは、「SMT ETF日本株厳選投資アクティブ(銘柄コード:257A)」と「SMT ETF国内リート厳選投資アクティブ(銘柄コード:258A)」です。
これらのETFは、同年9月24日(火)に東京証券取引所に上場される予定です。特に注目すべきは、これらのファンドが、成長投資を応援するNISAの枠内での投資対象にもなっている点です。
SMT ETF日本株厳選投資アクティブの特徴
「SMT ETF日本株厳選投資アクティブ」は、日本市場における株式への投資をメインに行います。具体的には、日本株式のエクセレント・フォーカスマザーファンドに投資し、トップクラスの企業に資本を提供します。このファンドは、特に個別企業の分析に重きを置きながら、市場の動向も評価し、選りすぐりの銘柄に投資することを目指します。ベンチマークとしては、TOPIX(東証株価指数、配当込み)が設けられており、この指標を上回る高いリターンを確保することを狙っています。
投資リスクについては、詳細は投資信託説明書(交付目論見書)を参照する必要がありますが、基準価額の変動が伴うため、投資元本が保証されるものではない点に留意が必要です。
SMT ETF国内リート厳選投資アクティブの特長
一方で、「SMT ETF国内リート厳選投資アクティブ」は、不動産投資信託(REIT)への投資を行います。このファンドは、上場されている日本のREITから投資対象を厳選し、各銘柄の適格性を考慮した上で運用原理を決定します。つまり、投資環境の調査や、保有不動産の分析、将来的な収益および配当の予測を基に運用が行われるのです。中長期的な成長を目指した戦略的なアプローチが特徴的です。
どちらのファンドも、運用管理費用(信託報酬)に関しては、「SMT ETF日本株厳選投資アクティブ」が年率0.77%(税抜0.7%)以内であるのに対し、「SMT ETF国内リート厳選投資アクティブ」は年率0.605%(税抜0.55%)以内という設定になっています。
今後の展望
三井住友トラスト・アセットマネジメントは、これらの新ファンドを通じて資産運用の多様性をより一層推進し、投資者のニーズに応えていく姿勢を示しています。時代の変化に適応しながら、資産をどのように運用するかが問われる中で、これらのアクティブ運用型ETFは、新たな選択肢を投資者に提供することでしょう。
投資を考えている方は、ぜひ最新の投資信託説明書をしっかりと確認した上で、慎重に判断していただきたいと思います。詳細な情報は三井住友トラスト・アセットマネジメントの公式サイトでも公開されていますので、そちらも参考にされると良いでしょう。
この新設ファンドが投資市場にどのような影響を与えるのか、非常に楽しみです。投資者にとって良い結果がもたらされることを願うばかりです。