ボルテックスがあいち銀行と新たな融資契約を締結
株式会社ボルテックス(以下、ボルテックス)は、株式会社あいち銀行とポジティブ・インパクト・ファイナンスの契約を結びました。この取り組みは、企業活動の社会的、環境的影響を評価し、持続可能な発展を促進することを目的としています。
ポジティブ・インパクト・ファイナンスの概要
ポジティブ・インパクト・ファイナンスとは、国連環境計画によって策定された金融原則に基づき、企業の環境や社会への影響を包括的に分析・評価する手法です。この契約においては、ボルテックスの企業活動がもたらすポジティブな影響を拡大し、ネガティブな影響を減少させるための目標(KPI)を設定し、その達成度をモニタリングします。
この契約の実施にあたっては、あいち銀行が株式会社栄町リサーチ&コンサルティングと提携し、インパクト評価を進めます。これにより、企業の社会的評価の向上が期待されます。
資金の向け方
ボルテックスは、今回の契約に基づいて融資を運転資金として活用する計画です。ボルテックスは、「経営に新常識をもたらし、富の再分配を実現する」という理念のもと、社会における格差の是正を目指しています。
具体的には、資産の健全な循環を促進し、経済の停滞や地域間格差といった社会問題の解決に貢献していきます。過去には、不動産に連動しない収益の創出や企業価値の向上に寄与する様々な取り組みを行っており、今後もこの方針を継続していく意向です。
株式会社ボルテックスについて
ボルテックスは1999年に設立され、企業財務の新たなソリューションを提供することを目指してきました。代表取締役社長の宮沢文彦氏のもと、企業と社会の健全な発展を進めるため、様々なサービスを展開しています。
特徴的な事業としては、「区分所有オフィス」や不動産小口化商品「Vシェア」、在籍型出向サービス「Vターンシップ」などが挙げられます。ボルテックスは、743名の従業員を擁し、全国各地に支店を展開。2025年3月期には、売上高1,038億円、経常利益134億円という実績を上げています。
この新たな取り組みを通じて、ボルテックスは社会問題の解決に向けた実践的なアプローチを強化し、持続可能な発展に寄与していくことでしょう。今後の進展から目が離せません。