兵庫の天然皮革、パリでのさらなる展開へ
兵庫県の皮革産業協同組合連合会が主催する「HYOGO JAPANESE LEATHER project」Vol.3は、2018年1月17日から21日までの間、フランス・パリにて開催される「パリメンズファッションウィーク」に出展します。このプロジェクトは兵庫県の地場産業である天然皮革のブランド化を進め、世界にその魅力を伝えることを目的としています。
ひょうご天然皮革の魅力とは
兵庫レザーは、その独特な風合いと高品質から世界中で高く評価されています。姫路市やたつの市を中心に展開されるこの地域の皮革は、伝統的な技術を駆使しており、その品質は保証されています。熟練したタンナーたちが手掛ける製品は、まさに職人技の結晶です。
今回の展示では、兵庫県に縁のあるデザイナーやブランドが参加し、兵庫天然皮革を使用した新作アイテムを紹介します。デザイナーたちによる革新的なデザインが披露され、多くのファッション愛好者たちに新たな刺激を与えることでしょう。
多彩な出展ブランド
出展ブランドには、以下のような注目のデザイナーが名を連ねています。
- - câbleami(ケーブルアミ):今回初参加の株式会社ハイクルワークスが手掛け、デザイナーは定森周治氏です。彼のデザインはシンプルながらも個性的な魅力を持っています。
- - cornelian tauraus by daisuke iwanaga(コーネリアンタウラス バイ ダイスケ イワナガ):兵庫県出身のデザイナー、岩永大介氏が生み出す作品は、洗練された美しさが特徴です。
- - master-piece(マスターピース):大阪を拠点とするデザインチームが手掛けるこのブランドは、現代的なデザインと高品質な素材が融合したコレクションを展開しています。
- - A VONTADE(ア・ボンタージ):デザイナー山川和恭氏が創る作品は、シンプルながらも上質さを感じさせるアイテムが揃っています。
パリでのコンセプトと広がり
このプロジェクトでは、フランスの人々に日本の文化や技術を広めることを目指しています。期間中には、パリのショップや飲食店でひょうごレザーのノベルティを配布したり、ワークショップを開催したりする予定です。現地の人々と直接触れ合うことで、兵庫レザーの魅力をしっかりと伝えたいという願いが込められています。
また、ハイクオリティなWEBマガジン『Pen ONLINE』の協力のもとで製作された映像コンテンツも展開され、視覚的に兵庫レザーの美をアピールします。ショートムービー「Pen Films」の中で、兵庫レザーの素晴らしさが紹介され、視聴者の心を掴むことでしょう。
結びに
この「HYOGO JAPANESE LEATHER project」は、兵庫県の皮革業界の活性化に寄与する重要な機会となるでしょう。日本の伝統技術と現代的なデザインが融合したアイテムがパリでどのように受け入れられるのか、非常に楽しみです。今後も続くこのプロジェクトに、ぜひ注目してみてください。