能登地域の災害支援
2025-09-19 17:19:07

ファミリーマートとNTTドコモ、能登地域での災害支援に向けて協業スタート

ファミリーマートとNTTドコモ、能登地域支援の新たな取り組み



2025年9月19日、ファミリーマートとNTTドコモそしてNTTドコモビジネスが、石川県能登地域での平時及び災害時の住民支援を目的にした協業の検討を開始しました。この取り組みは、特に2026年春をターゲットに実施される移動型販売店舗の実証実験を含んでおり、平時と災害時の両方に対応できるサービスの提供を目指しています。

1. 背景



近年、日本各地で自然災害が頻発しており、特に令和6年の能登半島地震では通信インフラが大きな打撃を受け、避難生活を送る人々が必要な物資を得ることが困難でした。このような状況を受け、関係者は平時と災害時の生活支援が不可欠であると認識し、今回の協業に至ったのです。

高齢化が進む能登地域では、日常の買い物にも不便を感じる住民が増えており、この問題にどう取り組むかが重要な課題です。そこで、移動型販売店舗の実施を通じて、住民のニーズに応えることを目的としています。

2. 協業の概要



(1) 移動型販売店舗の実証実験



移動型販売店舗は、交通の便が悪い地域やイベント時に出店し、災害時には避難所や仮設住宅での販売も行う予定です。通信環境を確保するために、「Starlink Business」などの先進的な衛星通信技術を活用し、平時及び災害時の情報取得と物資提供を行う計画です。これにより、事前に設定されたニーズに基づいて必要な物資を届けることが可能になります。

(2) 商品の最適配備



能登地域内のファミリーマートの店舗と移動型販売店舗の購買データを分析し、住民が必要とする商品を平時と災害時に合わせて最適に配置することを目指します。特に、避難生活者が求める商品を把握し、きめ細やかに対応することで、住民の暮らしをより良いものにすることが可能です。

3. 各社の役割



  • - ファミリーマート: 移動型販売店舗の開発及び運営を担当し、購買データの提供を行います。
  • - ドコモ: dポイントクラブの会員データを基に、購買動向を分析します。
  • - NTTドコモビジネス: 先進的な通信インフラを提供し、映像データの収集や処理を行います。

4. 今後の展望



この協業が実現することで、能登地域の暮らしを支え、いざという時の準備にもなることを目指します。石川県との連携をもとに、地域の活性化とともに、災害に強いコミュニティを形成していくことが期待されます。ファミリーマートとNTTドコモは、住民の声にしっかりと耳を傾け、地域に根ざした支援を行うことで、未来の安心な暮らしを実現していくでしょう。


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会社情報

会社名
株式会社NTTドコモ
住所
東京都千代田区永田町2丁目11番1号山王パークタワー
電話番号

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