薬理学のVR活用
2023-10-02 18:44:36

VR技術を活用した薬理学教育『BMP-VR』が初めて発売 – 新時代の実習体験とは

VR技術を用いた革新的な薬理学教育『BMP-VR』



2023年10月2日、VR(バーチャルリアリティ)技術を活用した「薬理学 VR ソリューション『BMP-VR』」が、世界で初めて市場に投入されました。この新製品は、実際の実験動物を使用せずとも薬理学の学習ができる画期的なシステムであり、動物愛護や安全性を考慮した教育方法として注目されています。

VRでの仮想実習とは?



『BMP-VR』は、専用のVRゴーグル(Meta Quest)を装着することにより、学生が仮想空間内で実験実習を行うことを可能にします。学生は実際にその場にいるかのように、仮想的な実験用マウスに薬物を投与したり、各種処置を行ったりする体験ができます。このように、VRコンテンツを通じて、従来の実習では感じられなかった学びの深さを体感することができるのです。アクティブ・ラーニングの要素を取り入れ、学生は与えられた課題を自ら考え、解決策を模索しながら学びを進めることになります。

学習効果の高さと安全性



動物を使用しないため、動物に対する倫理的配慮がされており、学生たちは繰り返し実験を行うことが可能です。このことは、実際の動物実験では難しい「失敗から学ぶ」機会を提供し、学習効果を高める要因となります。また、VRシミュレーションにより、実験結果が必ず得られるため、学生は時間の有効活用ができ、無駄な実験による時間の浪費を避けられます。さらに、動物にかまれたり、針刺しの事故も回避できることが、さらに安全な環境での学習を可能にしています。

今後の展開と導入サポート



販売を担当するのは株式会社ERISAで、ユーザーには年間契約のサブスクリプションサービスを通じて提供されます。このサービスには、VR機器のリースや薬理学の学習アプリの利用料金、実習課題や回答の提供、アプリのバージョンアップ、導入サポートが含まれるため、学習を支援する仕組みが整っています。

さらに、導入を希望される教育機関向けには、デモ機の無料貸し出しも行っています。学会展示会では直接機器に触れることができ、体験を通じて導入を決定していただくことを目指しています。2023年12月末までのアカデミア応援キャンペーンでは、特定の条件を満たす機関への割引提供も行われています。

専門的な展示会への参加



2023年10月7日には琉球大学で開催される日本薬理学会西南部会、そして12月14日から16日には神戸で行われる日本薬理学会年会に参加予定です。ここでの展示を通じて、『BMP-VR』の魅力を大学関係者に直接伝え、より多くの教育機関に導入してもらうためのPR活動を進めていくことでしょう。

まとめ



これまでの薬理学実習は動物実験に依存していましたが、『BMP-VR』の登場により、時代は大きく変わろうとしています。動物を使わずとも高い学習効果を得られるこの新たな「体験」を通じて、未来の医学教育がより豊かになることが期待されます。今後も様々なコンテンツの追加を視野に入れたこのシステムは、薬理学教育だけでなく、他の医学系の基礎実習にも展開していくことが予定されています。

公式ウェブサイトやYouTubeチャンネルでは、実際のVRソリューションの体験映像も公開されており、興味のある方はぜひ一度チェックしてみてください。

会社情報

会社名
株式会社ERISA
住所
島根県松江市北陵町46-6
電話番号
0852-61-8400

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