国内ベンチャー企業が新たなデジタルウォレットを誕生
日本のベンチャー企業である株式会社Receptが開発したアプリ「proovy」が、アジアでは二社目となるEBSI(European Blockchain Services Infrastructure)の国際認証を取得しました。この認証の獲得は、同社が提供するデジタル証明書管理アプリケーションとしての信頼性を高める重要なステップです。
EBSIとは?
EBSIは、欧州連合(EU)が設立したブロックチェーン基盤のインフラであり、デジタルIDや教育証明、社会保障、ビジネス取引など多岐にわたる分野での利用を推進しています。この認証を持つウォレットは、厳格な基準を満たす必要があり、信頼性とセキュリティが保証されるため、利用者に安心感を提供します。
proovyの特長
「proovy」は、デジタル証明書を管理するためのスマートフォンアプリで、国際標準技術であるDID(Decentralized Identifier)およびVC(Verifiable Credentials)を基に構築されています。さらに、当社はVCの発行・検証を行う基盤も提供しており、企業向けのワンストップサービスを展開しています。
公式採用の進展
proovyは、2023年10月から複数の教育機関で公式アプリとして採用される見込みです。これは、実際のビジネス現場において機能するデジタルIDウォレットの中でも数少ない存在となります。現在、国内の大手企業や公的機関でもDID/VCの活用が検討されており、Receptはそれらの技術的な面を支えています。
株式会社Receptのビジョン
Receptは、信頼性のあるデジタルサービスを提供するため、日々革新的な技術開発に取り組んでいます。今回のEBSI認証は、その取り組みの一環として位置づけられます。EBSIの認証を経て、国際的にも競争力を高め、多様なデジタルサービスの提供を促進することが期待されています。
会社の詳細情報
- - 会社名: 株式会社Recept
- - 所在地: 東京都渋谷区道玄坂一丁目10番8号渋谷道玄坂東急ビル2F-C
- - 事業内容: DID/VC基盤「proovy」の開発
- - 代表者: 代表取締役 中瀬 将健
- - 公式ウェブサイト: Recept
まとめ
アジアでのEBSI認証取得は、日本国内のデジタルサービスの発展に大きく寄与するでしょう。proovyの登場により、さらなるデジタル証明書管理の進化が期待されます。この革新が実現されることで、私たちの生活がどのように変わっていくのか、これから目が離せません。