地域とブラジルをつなぐ祭り「BRAZIL QUEST in 小岩」
2025年9月27日、東京都江戸川区の小岩で行われた「BRAZIL QUEST in 小岩」は、地域社会とブラジル文化との素晴らしい結びつきを示すイベントとして、過去最多となる約5,000人が参加しました。このイベントは、地域の人々が協力し合い、国際交流の場を提供することを目的に開催され、音楽、ダンス、グルメ、文化体験と、ブラジルの多彩な魅力を一日中体感できる場となりました。
ブラジル文化の魅力に浸る
「BRAZIL QUEST in 小岩」は「ブラジルと小岩をつなぐ」をテーマにした国際交流イベントです。今年で2回目を迎えたこの催しは、当日小岩駅の南口と北口に設置された2つのミニステージを中心に、ブラジルの音楽やダンス、パフォーマンスが次々と披露され、まさにリオのカーニバルのような熱気に包まれました。
カポエイラやフォホーといった伝統的なダンスに加え、地元の腹話術パフォーマンスやブラジル人学校に通う学生たちによるバンド演奏もあり、観客は歓声を上げながらそのパフォーマンスを楽しみました。生演奏に合わせて踊る人々の姿も見受けられ、笑顔と活気にあふれる空間が広がりました。
話題のグルメブース
グルメブースでは、ブラジル料理の定番であるリングイッサやシュラスコが登場し、その香ばしい香りが食欲をそそりました。さらにアカラジェやムケッカ、プディン、パステルなど、日本ではあまり味わえない珍しいブラジルのローカルフードも並び、来場者たちは新しい味覚に驚きの表情を見せていました。特に注目を集めたのは「ジャンブー入りカシャッサ」です。アマゾン原産のハーブを使用したこのスピリッツは、心地よいしびれ感が特徴で、「初めての体験!」と多くの人が楽しんでいました。
また、チャリティバザーや地域商店の出店も目を引き、ショッピングを通じて地域と国際文化が自然に交じり合う場が提供されました。午後には「ミューダンス」や「スペシャルビンゴ大会」といった参加型イベントも行われ、多様な世代や国籍の人々が共に楽しむ一日となりました。
交流の力を感じる
イベントは、地域住民、ボランティア、ブラジルコミュニティ、企業スポンサーなど、多くの協力者の参加によって成り立ちました。実行委員長は「文化を通じて人と人がつながり、この地域がますます楽しい場所になることを願っています」と話し、国際交流だけでなく地域の一体感を育む重要な機会となったことを強調しました。
来年の開催も決定
好評を受け、来年2026年の「BRAZIL QUEST in 小岩」もすでに準備が進められています。次回は、さらに参加体験型の企画や地域企業とのコラボレーションが計画されており、より多くの人々が楽しめる国際文化イベントを目指すとのことです。
「ブラジルのリズムと笑顔を再び小岩で!」という思いを胸に、今後も「BRAZIL QUEST」は地域と世界をつなぐカーニバルとして進化し続けるでしょう。
メンバーシップの情報
一般社団法人光JSみらいでは、活動を支援していただく企業や個人の会員を募集しています。彼らの活動は、日本語学習支援や多文化共生社会の促進に貢献しており、会員になることで様々な特典を受けられるとのことです。詳しくは公式ウェブサイトをご覧ください。