東京タワーの塗装工事
2019-05-04 13:51:08
東京タワーで進行中の塔体塗装工事に職人の情熱が光る
東京タワーで進行中の塗装工事
東京タワーは、観光名所として長年愛され続けているだけでなく、その美しさを保つために定期的なメンテナンスも行われています。現在、東京タワーでは5年に1度行われる塔体塗装工事が実施されており、その様子は多くの人々の注目を集めています。この工事は、塔体の塗装を通じて、その美観と強度を長期間にわたり維持するための重要な作業です。
塔体塗装工事の概要
この度の工事は、昨年3月にスタートし、約1年以上が経過しました。現在のところ、塗装作業は全体の7~8割が終了しており、夏頃には完了予定です。施工は、毎晩営業終了後の23時から翌朝の7時頃まで行われており、プロフェッショナルな塗装職人たちが手作業でハケを使い、一つ一つ丁寧に作業を進めています。
今回は第11回目の塔体塗装で、東京タワーには必要な青い防護ネットや足場が取り付けられています。この塗装が施されることにより、塔体の鉄骨が風雨などの影響から保護されるだけでなく、長持ちするためのコーティングが施されることにもなります。特に、この工事から得られる進化した塗料の使用に伴い、今後の工事は従来の5年周期から7年周期へと延長される予定です。
職人たちへのエール
工事の進行と並行して、東京タワーの西側の鉄骨には3体の「塗装職人マネキン」が取り付けられました。その高さ約50mの位置からは、本物の職人たちと同様にハケを持つ姿で、東京タワーカラーのインターナショナルオレンジを一生懸命に塗っている模様が見られます。このマネキンたちの姿は、職人たちの奮闘を称賛する意味でも設置されました。
毎晩、夜遅くから早朝にかけて危険な場所で作業を行う職人たち。その努力によって、東京タワーの持つ独特の「あたたかみ」が生まれていることでしょう。職人の手作業によってこそ実現される美しさが、人々に愛され続ける理由のひとつです。
まとめ
この塔体塗装工事は、東京タワーの美観を保つための重要なステップとなります。この作業期間中、ぜひマネキンたちにエールを送りつつ、職人たちの努力を感じていただければと思います。展示は5月20日頃まで続く予定なので、多くの方に訪れていただき、東京タワーの美しさと職人たちの情熱を感じていただけることを期待しています。
協力:(株)竹中工務店
会社情報
- 会社名
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株式会社TOKYO TOWER
- 住所
- 東京都港区芝公園4-2-8
- 電話番号
-
03-3433-5111