データサイエンスを加速する新ソフトウェアをリリースしたSCIEX
SCIEXがデータ処理を革新する新しいソフトウェアを発表
マサチューセッツ州マールボロに本拠を置くSCIEXが、ASMSイベントにて革新的なソフトウェアエコシステム製品を発表しました。これにより、科学者の研究が加速され、研究室の運営が効率化されることが期待されています。新しく発表されたSCIEX OS バージョン4.0は、データ科学の発展を支える強力なプラットフォームとして位置付けられており、特にデータ取得の新たな方法、パフォーマンスの新評価基準、そして新たな洞察を引き出す手段を提供します。
強化された操作性と迅速な成果
この最新バージョンは、Microsoft Windows 11との互換性を持たない初のバージョンで、操作のスピードと自動化が強化されています。これにより、顧客が成果を得るまでの時間が短縮され、効率性、正確性、精度の向上が図られています。新たに発表されたZenoTOF 8600システムもSCIEX OS 4.0に対応しており、高度なハードウェアサポートを受けることができます。これにより、オペレーションの改善と迅速な導入が可能になり、ユーザーはより効率的に作業を行うことができるようになります。
AI主導で効率化する研究室
新たに導入されたAI Quantitationソフトウェアは、人工知能を駆使してデータ処理を自動化します。これにより、データ処理オペレーターのバイアスを排除し、意思決定を加速する集中型ソリューションを提供します。このソフトウェアは、新しい化合物や分析物の最適なフラグメントを自動的に予測するため、ユーザーは手間のかかる標準品の調整や手作業でのフラグメントの最適化から解放されます。これにより、科学者は日常的なデータ処理から解放され、より多くの時間を研究活動に充てることができます。
オープンソースのサポート
さらに、SCIEXはオープンソースソフトウェアを活用し、SCIEX MS Data Converter 2.0を提供しています。このツールにより、ユーザーは独自のデータ処理機能を最大限に引き出し、その利便性を高めることができます。この新しいソフトウェアは、業界の急速な革新に応じたものとなり、コミュニティ全体にとってデータの利便性と使いやすさを向上させることを目指しています。
成果の証明
SCIEXの開発者であるChris Lock Ph.D.は、「これらのアップデートは、お客様がLC-MSの新たな段階を進めるためのサポートを目指しています。ソフトウェアは科学者の成功にとって不可欠です」と述べています。彼は、データを通じて影響力のある発見を支えるだけでなく、その証明として「今年のテーマは「証明する」です」と強調しました。科学の道を共に歩んでいきましょう。
SCIEXの歴史と未来
SCIEXは、50年以上にわたり、ライフサイエンス分野において最も影響力のある課題の解決に取り組んできました。1981年には、世界初の市販トリプル四重極装置を発売し、以降も革新を続けています。「人間の健康の進歩は、精密な科学の力によるもの」との信念のもと、SCIEXは業界で信頼されるパートナーとして貢献しています。
今後もSCIEXは、ダナハーグループのリーダーシップの下、世界中のライフサイエンスの専門家に向け、新しい技術とソリューションを提供し続けていくことでしょう。詳しくは公式ウェブサイトやSNSをチェックしてみてください。
会社情報
- 会社名
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株式会社 エービー・サイエックス
- 住所
- 東京都品川区北品川4-7-35 御殿山トラストタワー21F
- 電話番号
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