SUNDREDが「JENESYS2024」訪問団を受け入れ新産業共創の対話
2024年6月30日から7月6日までの期間、「JENESYS2024」中国社会科学院青年研究者代表団が日本を訪問しました。彼らと対話の場を設けたのは、東京都渋谷区に本社を構えるSUNDRED株式会社です。SUNDREDは民間企業として唯一この代表団に採択され、新産業の共創をテーマにした意見交換を行いました。
本プログラムは、日本外務省が推進する対日理解促進交流の一環で、当初は中国社会科学院に所属する若手研究者たちを日本に招き、日本の産業政策や新興産業の現状、課題、展望を深く理解してもらうために設計されています。訪問中、SUNDREDの上村遥子さんが代表団に新産業共創プロセスやインタープレナー育成の手法について具体的に説明しました。
特に、日本におけるイノベーションと起業精神の考え方が、政策ツールや管理システムの柔軟性に支えられている点が強調されました。参加者は、このような背景から日本のスタートアップ産業支援が効果的に機能していると感じ取ったようです。
訪日後、公益財団法人日中友好会館からSUNDREDにお礼状が贈られ、両国間のさらなる交流の重要性が再認識されました。中国の研究者たちは、訪問結果を基に日本と中国の歴史的な文化的背景や、人のつながりが新産業の共創を生むための基礎になると理解しています。
新産業共創への取り組み
SUNDREDは「新産業エコシステムビルダー」として、今後100社の新しい産業を共創することを目指しています。同社は、アカデミアの知見とプロジェクトの実践を通じて、新しい産業の創出につながるエコシステムを設計しています。鍵となるのは、個社単独での新事業開発ではなく、複数の企業や組織が連携し、新しい事業機会を創出することです。
また、SUNDREDは「Future Board」や「新産業共創スタジオ」といったソリューションを活用し、エコシステムの共創を加速させるための場を設けています。ここでは、「インタープレナー」と呼ばれる新しい関係の中で、各分野から集まった人々が意見を交わしモノづくりやサービスの効率を高める方法を探ります。
新産業共創の重要な要素は、さまざまなセクターからのインタープレナー同士の対話や共創の場を提供することにあります。2023年度には、経済産業省と共同で「越境人材を中核とした新産業共創エコシステム構築事業」を推進し、人材育成に関連する政策提言を行いました。
インタープレナーの重要性
SUNDREDが特に注力しているのが「インタープレナー」の育成です。インタープレナーとは、組織の枠を超えて新たな価値を生み出す人々のことを指します。彼らは目的を共有し、リソースを結集して様々な新しいプロジェクトに取り組むことで、社会的な目的の実現を目指します。
SUNDREDのインタープレナーコミュニティには、多様な職種や立場の人々が集まり、2,400人以上のメンバーが参加しています。これにより、新産業のテーマや「実現すべき未来」についての議論が継続的に行われています。
今後もSUNDREDでは、インタープレナーをさらに育成し、彼らが活躍できる環境の構築を進める方針です。新産業共創を加速させるための基盤作りが、今後の重要な課題となるでしょう。
会社情報
最後に、SUNDRED株式会社の基本情報をご紹介します。2017年に設立された同社は、東京都渋谷区に本社を構えています。代表は、留目真伸氏が務めています。会社の詳細やプロジェクトに関しては、公式サイトをぜひご覧ください。
SUNDRED公式サイト