デイトナが推進する脱炭素化の取り組みと再生可能エネルギー活用法

オートバイパーツメーカー「デイトナ」が脱炭素を実現した理由

オートバイのカスタムパーツ製造で知られる株式会社デイトナは、再生可能エネルギーの活用と脱炭素化に注力しています。具体的には、自社の太陽光発電所を通じて100%再エネ化を目指しており、その過程をサポートするのがe-dash株式会社の非化石証書代理調達サービスです。ここではデイトナの取り組みに焦点を当て、その背景と今後の展望について掘り下げていきます。

脱炭素化のきっかけ

デイトナの脱炭素化への取り組みは、2012年に本社の屋上に太陽光パネルを設置したことから始まりました。蛇口をひねれば使える電力の背後に、環境問題への関心がなければ実現できなかったこのプロジェクトがきっかけです。最初は社屋内の温度を下げるための施策でしたが、再エネの固定価格買取制度（FIT）を利用することで、企業の社会的責任を果たす新たな収益源としても機能することが確認できました。

その後、自社敷地内に太陽光発電所を増設し、2021年には「再エネ100宣言REAction」にも参加。2022年には、e-dashを通じてFIT非化石証書を購入することによって、その脱炭素化を完成させました。

e-dashの魅力

デイトナがe-dashを選んだ理由の一つは、三井物産が発信するサービスである安心感でした。e-dashの非化石証書サービスを利用することで、太陽光発電による電力の脱炭素化がスムーズに進んだと振り返ります。特に、サービスを通じたサポートの柔軟性や対応の速さが評価されています。

今後の展望

今後、デイトナは自社の環境価値を活用し、地域の観光支援活動と連携を強め、地方自治体の脱炭素化にも貢献したいと考えています。2032年にはFITによる電力買取が終了予定であるため、自給電型の太陽光発電システムへの切り替えを計画しています。

また、緊急事態に備えるBCP（事業継続計画）として産業用蓄電池の導入も視野に入れ、より自立した電力供給体制を築く所存です。