インターンシップ調査
2025-02-14 13:22:34

2026年卒大学生のインターンシップ準備実態調査結果発表

2026年卒大学生のインターンシップ準備実態調査結果



株式会社マイナビが発表した「2026年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査」の結果によると、多くの大学生が就職活動およびインターンシップの準備において、学業との両立に苦慮していることが明らかになりました。この調査は、2025年1月に実施され、全国の大学生および大学院生1,440名を対象に行われました。

調査の結果



最も目立つ結果は、73.2%の学生が1月におけるインターンシップ参加や就職活動準備と、学業・定期試験との両立に悩んでいると回答したことです。この時期、多くの大学で定期試験が実施されるため、特に就活準備に対してストレスを感じる学生が多いことがうかがえます。少しでもこの時期に余裕を持ちたいため、学業優先の47.6%に対し、就職活動優先の学生も41.3%を占めています。

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AIの影響



企業がエントリーシート(ES)の選考にAIを導入することに対する学生の反応も興味深いです。50.1%の学生が「AIの評価基準が不透明で、すべてを正確に評価できるわけではない」と感じていることが明らかになりました。同様に、面接時のAI導入についても48.3%が「AIがどのように回答内容を評価しているのか疑問を持つ」と答えました。

これに関しては、AIの導入に賛成の意見がある一方で、多くの学生が自分の努力が公平に評価されるかどうかに不安を抱いていることがわかります。具体的には、AIと人間の評価を組み合わせることで公平性が増すのではないかとの意見もありましたが、AIが学生の人間性や意欲をどこまで評価できるのかについて疑問視する声も多く見られました。

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タイパ意識の高まり



最近の調査で、「タイパ(タイムパフォーマンス)」を重視する学生が増加しています。インターンシップや就活準備において、44.1%の学生が「メリットが多い」と回答したことは前年からの増加を示しています。効率よく活動することで、他の企業との比較がしやすくなるという意見もあり、特に研究活動や授業との両立が求められる中で、タイパの重要性が増していることが伺えます。

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調査に対する見解



この調査から、多くの学生が効率的に自分のキャリアを形成しようとしつつも、多くの壁にぶつかっている様子がはっきりと浮かび上がりました。また、AIを用いた選考過程の不透明さに対する懸念も大きなテーマとして浮上しています。AIを採用する企業には、選考基準を明確に示すことが、学生との信頼関係を築く上でも重要であると言えるでしょう。

マイナビキャリアリサーチラボの研究員である服部幸佑は、「今後、AIを導入する際は、その判断基準を明確にすることで、学生の不信感を和らげ、より公正な選考が実現できるのではないか」と述べています。


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会社情報

会社名
株式会社マイナビ
住所
東京都千代田区一ツ橋1丁目一番一号パレスサイドビル
電話番号
03-6267-4155

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